胸に弾痕があるじいさん
二人で酒を飲んだ
若い頃の話しを聞いた
戦時中 人を殺したらしい
アメリカ人
いくつもの銃弾が頭の真上をすり抜けて
じいさんは武器を捨てた
死を覚悟したんだ
銃を突き付けられた時
じいさんは記憶が飛んだらしいが
気づいたら敵が倒れてた
素手で殺したんだ
じいさんは今でも
その敵国の軍人の
家族や兄弟の事を胸に
刻み生きている
そんな話しを聞いた
ほんとにこの人には
敵わないな
少しは大きくなったかな
俺
あの頃まだ小さかったもんな
なぁ じいさん
そのじいさんは俺の祖父です
HIROKI