青森⇔室蘭フェリー航路の廃止の伴う、
愛惜の紀行文(?)シリーズ。
~1994年。
今から約15年ほど前の出来事です~
話は一気に飛んで、無事に実家に到着しました。
そして、半月ほど静養の後のことです。
今回は、能代から八戸間のチャリ旅です。
その前に、このチャリ旅は、
母や祖母にはナイショでした。
特に祖母は、過度な心配をするからです。
トンプク飲んだなんて言い出すから♪
なので、だまって決行しました。
そして、夜行列車で帰ると言った日の
夜に、「ただいまぁ」と帰ったものですから、
「わい、どでんした。」
ふたりは、どでんするやら、
うれしいやら、やり場のない怒りを感じるやら(笑)
そんなこともあり、
今回は、安心させるために、
当時、青森の十和田市に住んでいた4つ上の兄のところへ
寄ってから八戸へ向かうコースにしました。
出発の朝。
まだ、夜が明けきらない頃。
母と祖母と、向かいに住み、私をめんこがってくれた
「向かいの母さん」と。
相変わらず、ビーチサンダルという不真面目な格好♪
母は心配しすぎたのか、
シャッターを押しすぎて、私の顔が切れている
不吉な写真(笑)
さて、一路、東へ!
海沿いの我が故郷、能代から十和田湖までは、
基本的はずっと登りです。
今となっては、どこなのかわからない場所。
松風Ⅱ号の勇姿。(現在はⅢ号)
秋田の山中。
人が誰もいなく、車の往来もないので、
昼間でも実は、不安だったのですが、
遠くに放牧される牛を見て、少し安心したのでした。
やめてくれぇ~という道!
秋田県小坂町 笹森展望所 標高840m。
道中、アシナガ蜂に追いかけれて泣きそうだった頃。
おかげで、今でも蜂は大嫌いです。
と言うより、怖いです。
十和田湖。
ここから奥入瀬方面は、下り道で、とても快適でした。
あまりに快適で、もう一度下りたくなった場所です。
あくまで、気持ちだけ。
見てくれは、ドロドロです。
眠いし。
暑いし。
腹へるし。
十和田市の兄の職場へドロドロの格好のまま行き、、
みなさんに歓待されました!
「ほんとに来た」って(笑)
その夜は、兄に寿司をご馳走になりました。
翌日は、前日苦心の道のりを踏破した十和田湖へ
車であっけないほどの時間で着き、
私は、人生の不条理を感じたのでした。
車中では、桑田圭祐の「月」が流れていました♪
午後から一路、八戸へ。
なぜか、その後の記憶と写真がないのが不思議です。