信越線の特雪を撮影して以来ここ1カ月の間、各地の除雪列車を撮るのに一生懸命になっていました。
写真の整理が全くできていないのですが、先週末にとうとう撮影することができた被写体を、撮影にご協力くださった皆様への感謝と報告の意を込めまして、まずはアップしてみます。
 
 
今年になってから、大寒波がやって来たのは4度目くらいでしょうか。2月も後半に差し掛かり、そろそろ春の足音も聞こえてくる頃。先々週も除雪列車目当てに北陸方面を巡回して来たのですが、その時点で「今シーズンは除雪列車関係の撮影は、もう終わりかな?」とも思いました。
しかしその時点で、週間天気予報には
「次週の16日あたりから、また日本海側を中心に大雪が予想されます」
との発表が早くもなされていました。
 
はたして先週末には、実際寒波がやってきましたので、金曜日の17日には、今晩からどこへ出撃しようかと、日中からそわそわしていたのでした。
ほぼ北陸方面へまた行こうと腹を固めつつあった夜、ありがたくも1通のメールが着信。曰く、今晩高山常駐のラッセルが出動するらしい・・・
 
ここ数年来、飛騨方面のブロ友さん方のレポートや写真を拝見しては、自分も一度は撮影してみたいとかねがね考えていた写材です。しかもJR東海のラッセルDE15 1541は今シーズンで勇退と発表がされていますし、その上今季は主力がすでに後継車たる排雪モーターカーに移行している様子で、数えるほどしか出動した実績がないことも教えて頂いていました。
 
・・・とすれば、寒波ももう来ないかもしれないし、私にとって「天の声」と取るほかありません。そこへいつもお世話になっている方から「今晩行きますよね?」とダメ押しの電話。これで高山行きを決めました。
 
 
 
そんないきさつで出遅れまして、高山に着いたのは発車時刻20分ほど前。ラッセルがよく見えるという高山駅の西側の駐車場に着き戦闘態勢に着替えていると、ラッセルが入換を始めるのが見えました。
慌てて、定番らしい駅南の陸橋に移動します。するとすでに、同業の方々が思い思いのポジションで構えておられました。
 
まずは1枚。
イメージ 1
高山にて・・・ダメだこりゃ(+_+)
 
このところの夜間撮影で、新調したF2.8の廉価版レンズは暗い所では全くオートフォーカスが使い物にならないことが判明し、かといってマニュアルで追いピンを決めるほどのテクもありませんので、大いに不安を抱えながらの撮影行でしたが、ファーストショットで早くもダメダメの予感・・・
 
カメラのモニターで見てみて失望していると、早くもラッセルはスイッチバックして進行してきました。
不意を突かれて苦しい体勢で・・・
イメージ 2
ここまでは'12.2.17の画像です。
 
ラッセルは0時過ぎに高山発らしいので、先回りすることにします。
 
 
途中撮影の先輩と落ち合い、キヤノン純正のF2.8レンズを貸して頂くことに・・・いつもお世話になりますm(__)m
 
 
 
お店の明かりを頼りに。(ここからは、'12.2.18撮影)
イメージ 3
上枝~飛騨国府間にて
 
いいレンズを貸して頂いても、流しの腕がなく・・・(涙)
 
 
 
追撃開始です。
 
恐れていた吹雪になり、不安が高まる中、懸命に追撃しますが、高山以北は今まで3回しか訪問したことがなく、夜間は初めてで、、どこで撮ったらいいのかさっぱり分かりません。
早々に先輩の車を見失い、線路がある方向へ曲がっていく先行車がはるか先に見えたので、そちらへ行ってみます。
どうやら飛騨古川の近くに出たようですが、ラッセルはもう行ってしまったのか分からず、線路から付かず離れず走っていると、横目に踏切がなっているのが見えました。まだラッセルに先行されていない・・・ので、更に先を目指すと、いつしか光源のわずかにある踏切がありました。
 
まだこちらはなっていなかったので待っていると、すぐに鳴り出しました。
イメージ 4
杉崎~飛騨細江間にて
 
先ほどはヘッドライトを2灯しか点灯していませんでしたが、ここでは4灯になっていました。
しかし雪掻きは申し訳程度・・・
 
 
ここから先は41号から離れて道も細くなりますし、街から外れて真っ暗になります。少しでも光源を・・・と走ってみますが、どこも真っ暗。
 
同業者さんが集まっておられた鉄橋。
イメージ 5
飛騨細江~角川間にて
 
暗い・・・ナトリウム灯が一つあった気がしますが、光を捉えきれません。
 
 
 
次は、もっと暗い鉄橋。
イメージ 6
角川~坂上間にて
 
先行の方がお一人構えておられたのでここにしましたが、光源が全く無く、暗すぎでした。
 
やっぱり明るい所でなきゃダメだ、と痛感し、今度は灯りがあると思われる駅を目指します。
 
国道から近かった駅へ。しかし、跨線橋を上っているとすでにDE15のエンジン音が迫っていました。
イメージ 7
坂上にて
 
無念・・・間に合わず。
後追いで写してみましたが、ピントも合わず。証拠レベルですが上げておきます(汗)
 
 
 
吹雪は止まず、道も国道とはいえ除雪があまりされていないので、走るのもおぼつかなく、ワイパーが凍結して窓が拭き残しでだんだん見えなくなってきます。
更に参ったのが、ところどころにある雪の吹き溜まりで、低速でも突っ込むと窓に雪が覆いかぶさって何も見えなくなってしまいます。
ほとんど命からがら走っている感じでしたが、車列の先頭車がスタックしていてストップ、追撃もここまで。
 
思わぬところで往路は終わりを迎えましたが、無理して走っていたのでかえって諦めが付いた感じがして、正直少しホッとしてしまいました。
 
 
スタックの方も後続全員の一致団結で脱出、私もどうにか猪谷までたどり着きました。
猪谷の駅舎に入ると、「よくぞご無事で」と先着の皆さまに迎えて頂きました。
あのスーパーカーではね・・・(^_^;) ご心配をおかけしてすみませんでしたm(__)m
 
 
 
 
写真の微妙な出来に加えて過酷な道路と気象条件、高山ラッセルの最初でおそらく最後であろう撮影行は、何ともほろ苦いものになってしまいました。
しかし私にとっては本来撮影できるはずのなかった被写体なので、撮れただけでもありがたいと思っています。
 
情報を下さった先輩やレンズをお貸し頂いた先輩をはじめ、皆さまに感謝しています。
 
 
(つづく)
 

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