水上では、機関車の転回や整備が行われます。
SLの場合は、転車台での”回転ショー”が見どころです。これは空いていそうな試運転の時に、ぜひ見てみたいものでした。本運転になると、転車台の周辺はギャラリーでごった返すので、なかなか好位置では見られないのが実情なのです。特に沿線撮影を終わってから行くと、脚立でもなければ、容易に見ることさえ不可能です。
というわけで、往路の撮影後、急いで水上を目指します。
現地に着くと、すでに”回転ショー”が始まりかかっていました。
ところで、水上の転車台周辺には、こんな説明板も見られました。実はここの見学を一通り終えてから見付けたのですが、これを読むと、撮影の時も動きを読んで、ポジション取りをすることができます。

水上での「SL整備作業」の手順の説明です。 (右下クリックで拡大します)
この板の説明でいう②~④の様子を、この時見ることができました。
まずは②の、方向転換。

転車台に乗ります。 (右下クリックで拡大します)
そして回転。


真横のアングルでも撮れました。 (右下クリックで拡大します)
蛇足ですが、転車台の周りでは、こういった”引きの画”が撮れるポジションは、結構限られています。
出遅れると、このアングルで撮るのは難しくなります。
方向転換が終わると、転車台からバックで降ります。ここからは、③の動きです。

(右下クリックで拡大します)
新潟方の引き上げ線でスイッチバックして、ピット線へ手旗で誘導されます。

スイッチバックしたシロクイチ。画面右奥は、新潟方面へカーブしながら上り勾配で続く、本線です。 (右下クリックで拡大します)
そして、ピットの上で、復路に向けた整備に入ります。


(右下クリックで拡大します)
ここでは、灰落としに加えて、給水・テンダーの石炭の搔き寄せ・各部への注油・同じくハンマーでの打音検査・・・などなど行われます。
SLって、手間も人手もかかるのですね。
作業が一段落すると、シロクイチがバックし始めました。どうするのだろう?と思って見ていると、少し後退してすぐに停車しました。
最初に掲げました説明板はまだ見ていなかったので分かりませんでしたが、ピットを空けて、灰を運び出すためでした。これが④の動きになります。

一輪車で、灰を運び出します。向かって左側の黄色いのは、給水スポートです。 (右下クリックで拡大します)
一通り作業が終わり、SLの周りから作業の方々がいなくなりました。そこで形式写真風に撮ってみます。

”オールクリアー”な状態で、ようやく撮れました。 (右下クリックで拡大します)
こうやって記事にしてみると、いともあっさりと作業が済んでいるように見えてしまうかもしれませんが、大体この状態になるまで、転車台に乗るところから40分くらいかかっています。
初めはギャラリーで賑わっていた周りも、いつの間にか人出は数えるほどになっていました。
この時間帯になると、撮影する人たちは、復路の撮影場所へ移動してしまっているようです。
数年前はいわゆる”アッパッパー”な感じだった転車台の周りですが、きれいに整備されて、あずまややベンチがあったり、柵や舗装、説明板などが設けられて見学しやすくなっています。
反面、周りにほとんど何もなくスッキリと写すことができた数年前までの姿もよかったなあ・・・と思ったりもします。
この時は、試運転も回数を重ねていたせいか、人出もそこそこで思うように見学でき、どうしても見たかった”回転ショー”も見られて、満足でした。