名鉄各務原線高田橋駅近くにある、旧「手力大橋駅」に置かれている、モ603が、売却の憂き目に遭っているそうです。
ソースはこちら。
「手力大橋駅」といっても、何のことかお分かりにならない方も多いでしょう。
それは2001年~2002年頃にその地で開店して営業していた、焼き肉店の名前です。
ここには名鉄の旧600V区間の美濃町線で活躍していたモ600形の、603号が現役時代ほぼそのままの姿で置かれていることで有名でした。
モ600形は6両存在しましたが、2000年に新型のモ800形の登場により、そのうち601~605の5両が一挙に廃車になりました(詳しくはこちら)。
(ちなみにただ1両現役で残った606号ですが、2005年3月末の名鉄600V路線全廃の後、惜しくも解体されてしまいました。)
その内601は旧美濃駅に展示され、605が旧清見村のリゾート施設のカラオケルームになりました。
それらはどちらも座席が撤去され、内装が原形を残していないのに対して、旧「手力大橋駅」のそれは、完全ではありませんが、ほぼ原形が残っています。
ところで管理人でぃっくは、その「手力大橋駅」で焼き肉を食したことがあります。
それは、いつもお世話になっているWebサイトのオフ会だったのですが、経営者の方も気さくな感じだったのを、何となく覚えています。
車内はモ600形の特徴であった転換クロスシートが残され、自分もかつて現役時代に多分乗車したことがあろうその中で、Web上以外でほとんど会話したことがない仲間と対面して焼き肉を食べるのは、不思議な体験でした。
ところがその後、焼肉店は閉店し、ラーメン店やシーフード(?)などいくつかの経営者の手を経て、いちばん最近は託児所として使われるなど、流転の人生(車生?)を送っているようです。
そして現在は「売却」の憂き目に・・・
美濃町線の近代化に貢献し、ローレル賞も受賞したその600形の貴重な生き残り、603号が、何とか幸福な道を見付けてくれることを、祈るばかりです。
画像は、私の撮影した数少ないモ600形の1枚です。

上芥見駅に停車寸前のモ606。 '04.5.1 「ISSHOU ROOM美濃町線撮影ミニオフ会」の際撮影(右下クリックで拡大します)
モ600形の5両が廃車になる前は、まだ撮り鉄らしいことは始めていなかったため、手持ちの写真は1枚もありません。
この606の撮影は数回していますが、600V線最後の頃の白帯が復活する前の写真となると、この時の画像以外は、他にほんのわずかしかないことに、今回気付きました(涙)。