名古屋臨海鉄道のND552 9は、大江埠頭の岸壁に進入して行きました(→前回の記事)。
しかし何があったのか、ちっとも肝心のマルタイを牽引して埠頭のゲートから出てきません。
時折中からNDの汽笛が聞こえますが、やっぱり出てきません。
ゲートで待ち構える名鉄職員さんによる”人間踏切”も、何度もフォーメーションを組んでは解除され・・・の繰り返し。
 
前回も書きましたように、名電築港の踏切に来るまでも時間がかり、このゲートの中に入る前にも長い停車がありました。
一連の作業はスピーディーに行われると見込んでいて、じっとしている暇など全く無いと見込んでいたのですが・・・
アスファルトの上で照りつける太陽のもと待機していたので、ダウン寸前になっていたその時、
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ND552 9+08-2X(マルタイ) 大江埠頭付近にて(右下クリックで拡大します)
 
埠頭のゲート前に組まれた”人間踏切”を渡って、今回の主役のマルタイ(マルチプルタイタンパー)が登場。
 
逆光で見難いですが、マルタイの車体サイドには「08-2X」と書かれています。
事前の雑誌情報によると、これが今回のマルタイの形式名です。
世界の鉄道市場で大きなシェアを持つ、オーストリアのプラッサー&トイラーPlasser & Theurer)社製のマルタイです。
日本の鉄道に関する技術は世界的にもレベルが高いと言われていますが、どういうわけかマルタイに関しては、国内ではプラッサー&トイラー社製が、圧倒的な割合を占めているようです。
 
さて、この後はひたすら走って追っかけです。
短い区間ですので、走って枚数とカットを稼がねばなりません。
 
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東名古屋港(貨)付近にて
 
築港線の非電化区間を行くマルタイ編成。
シチサンの構図で前から撮れる唯一のポイントなのですが、近くで車から降りてこられた通行の方々にかぶられました(^_^;)
 
 
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環状線大江町の踏切にて(右下クリックで拡大します)
 
再び”人間踏切”を渡って行くマルタイ編成。
この踏切も、かつて名鉄の貨物扱いがあった頃は、電化されていて遮断機もありました。
今はごくたまにこういう甲種関係の車両が走るだけとなり、踏切施設も警報機があるのみです。
長年変化が乏しかったこの踏切ですが、現在は名古屋高速の東海線の工事が進行しており、上部構造物ができて、また風景が変化しつつあります。
 
 
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シッピングマーク 東名古屋港にて
 
東名古屋港の先、デルタ線に進入するために、手動でポイントの切り替えがあります。
そこで一旦停車するため、撮影することができました。
ちなみにシッピングマークとは、荷主又は荷受人を表す略語や積地、貨物の番号、仕向け地、原産地等などの情報が記載されているもので、貿易で荷扱いをする時には必ず表示が必要となるものです。
今回のマルタイは、重量54.1tのようですね。
 
 
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東名古屋港~名電築港間にて(右下クリックで拡大します)
 
デルタ線を行くマルタイ編成。
草ボーボー(涙)
冬にはきれいにデルタ線を通過する車両が撮れるのですが・・・
1枚目の写真よりはサイドビューが見易いでしょうか。
 
 
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名電築港にて(右下クリックで拡大します)
 
今回はプッシュプルではありませんので、機回しをします。
この辺りの一連の流れは、毎回見ていて飽きませんね。
 
 
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環状線・名電築港南側の踏切にて(右下クリックで拡大します)
 
またまた”人間踏切”を渡って、東港へ向かう編成。
名電築港で機回しがあったので、今まで見えていなかった方のエンドが姿を現しました。
ここでも逆光ですが、「08-2X」の標記はよく見えますね。
 
 
ここで今回の撮影は終了。
埠頭からは、前半のND単機の部とは一転して、マルタイ編成の動きがほとんど停車なく進んだため、動きについてひたすら走りまくりました。
前半戦は猛暑の中じっと待っていて上せていたところ、今度は輪をかけて炎天下走りまくったため、後でポカリスエットの900mlを2本買い込み、がぶ飲みして休憩して、ようやく回復しました((+_+))
 
 
この翌日8月7日の夜、東港を出発した編成は笠寺に向かい、そこから大垣に向かって甲種輸送されていったそうです(甲104)。
 
事前に走る日が分からなかったり、不安なまま撮影に臨んだのですが、念願のシーンが撮れて満足です(^^)
 
(おしまい)
※画像はすべて、'10.8,6撮影
 
 
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