さる4月24日、貨物列車の3460レにおいて、愛知機関区のDE10-1581が、EF200-13の次位無動で東の方へ回送されました。
3460レに無動力機関車が付いた場合、大宮車両所へ入場することが多いことから、このDE10-1581も入場することになると思われます。
これだけなら「ふーん」という程度のニュースですが、
DE10-1581は、全国のDE10の中で、唯一青更新色で残っていたものだったのです。
検査を上がってくるとおそらく赤更新色で出場するでしょうから、これで事実上、DE10から青更新色が消滅しました。
どちらかというと私は全ての車両において「国鉄色至上主義」なので、以前は特に青色の存在も気にしていませんでした。
というか、本当は青でも赤でも更新色はハズレ、と思っていました。
そんな私でしたが、最近よく撮影現場でお世話になっている碧電宮さまのサイト「碧海電子鉄道」のトップページに表示されるコーナー「構内放送」の中で、青更新色は今や特に貴重であることを知りました。
(※昨年のことです。現在、該当記事は削除されています)
何事にも希少価値を求める私ですので、その記事を拝読して、若干気持ちが改まりました。
「へえー、もう青更新って1両しか残ってないのかあ」
急に、貴重な気がしてきました。
それでも、私は貨物といえば普段、特大貨物や甲種輸送、ヘッドマーク付きやネタガマなどといった非常に特徴のある物しか見向きもしないので、フツーに走っているDE10には、偶然に出会うくらいしか見る機会はあるはずもありませんでした。
ところが先日、偶然立ち寄った静岡県内で、そのDE10-1581を見かけました。
日ごろ自分が目にしている稲沢の機関車に、こんな所で出会うというのも不思議な気がしましたが、
何となく、
「もしかしてもうすぐ、この青も消えるのかな」
と思って、撮影しました。
本当はこのしばらく前に従事していたであろう、紙輸送のワム80000やコキをぞろぞろ入換で引っ張っているところを撮影したかったんですが、私が駅に着いたタイミングで、ちょうど作業は一服してしまったようでした。

2エンド側から。この時点ではエンジンが回っており、排気ファンから陽炎が見られます。

もう少しサイドに寄ってみます。エンジンは依然起動中。窓が開いており、入換灯が点灯しています。

1エンド側に行ってみました。
この間に、エンジンが停止、機関士さんはドアをロックして行ってしまいました。
何とかギリギリで生きている青更新色を記録できたのですが、それからわずか一カ月後の大宮入場・・・
まさか、自分が出会ってからこんなに早く消えてしまうとは思いもしませんでした。
ところで、青更新色はいわゆる貨物の更新色の一つとして認識していたのですが、本当は一体どういう更新の色なのか、気になったので調べてみました。
ところが、DE10に関してはどこを見ても適当な資料が見当たらず、お手上げ。
「そういえばDD51の青更新はA更新が何とかって書いてなかったっけ」
と思いDE10をもう一度調べてみると、「A寒地仕様」というのがあります。
「これかあ!」と思ってこのカマの生い立ちを調べると、平成8年に愛知機関区に来るまでは、一貫して九州の地で働いています。
旋回窓も、スノウプラウもありません。
行き詰ってもう一度DD51を調べると、ようやく答えらしきものにぶち当たりました。
『A更新・・・エンジンは換装されず老朽部品や配管の新品への交換を中心としたもの』だそうで、DD51の記述に倣うならば、DE10に代わる適当な後継機の投入には時間を要するので、延命策・・・ということでしょうか。
貨物機の世界も、奥深いですわ
いつの間にか、ごく自然な貨物機の色としてなじんでしまったこの青更新色ですが、そういえば、登場時は結構センセーショナルで、話題を読んだことを、今になって思い出しました。
「ディーゼルは赤で当たり前」
の世界に、突然正反対の青で登場したんですから・・・
その青色も、消えて行くんですねえ。
青更新色が登場したのは、2002年のことだったそうです。
約8年の、短い命でした。
(画像はすべて東海道線吉原にて '10.3.19撮影)
※東海地区では4月に、DD51の青更新色も消滅するというニュースがあったのですが、自分の撮った画像を見返してみると、意外にいろんな場面を撮影しているので、まとめ切れませんでした。
こちらもいずれの機会にか、記事を書けたら・・・と思います。
※5月1日14:45、本文加筆修正済み