ドアの向こう側 | dick-karinさんのブログ

ドアの向こう側

ドアを開けて、1歩を踏み出した。

なんだか、ふわふわした感じというか、地に足がつかない状態と言った方が早いだろう。
そしてまだ暗い。

子供の声がする。その方向へ行ってみる。
一体、どのくらい時間を遡ってきたのだろう。

私だ。
7~8歳くらいか。
今はなき祖父母がいて、私がいて、祖母の姉がいる。

彼女に、とある違和感を抱いたものの、私の表情にすぐに現れたのか、母が私をその場から立ち去らせた。

その人は、亡くなる数年前までは、1年に2~3回は祖母と顔を合わせていた。
彼女と会うたびに、その違和感に、私は興味を深めていった。
しかし、口に出してはっきりと聞くこともできず、ただそれを見つめては、わからないように視線を反らすことが、密かな楽しみとなっていった。
母にもわからないようにしていた。

それから、何日かたった頃、私は不思議な行動をするようになっていった…。