あるベーシストの平穏な日常 -18ページ目

あるベーシストの平穏な日常

ネタに困った男が暗中模索する綱渡り的な日記



一昨日、スタジオへ向かう車中での事…

勝幸先生がポツリと…


『あ、バイク返して。
 従兄弟にやるけん』
と……


あわわわわわわ……


来ちゃった…

遂に来ちゃったよ、この日が…


ワタクシのスーパーカブ、現在は塗装前の準備段階、サビ取りや油落とし、ペーパー掛けや細部のマスキング(養生)等の作業中であります。


早期での完成を目指した為、なるべくバラさずに作業を進めて来ました。


しかし、ワタクシの悪癖が出始めていました。

どうせここまでバラしたのならば、トコトンまで追求したくなっていたのです。

以前からクランクケースからのオイル漏れも気になっていたし、パワー不足にも不満がありました。


ついでやし…

エンジンもオーバーホールして、更についでにボアアップもやったろーか!?




…なんて思い始めていた矢先、絶妙なタイミングで前述の勝幸先生発言です…












奴は俺の心が読めるのか!?

恐ろしい…


もしかして…


【定期的にヨイショして持ち上げて御機嫌を伺い、徐々にレンタル期間を延長し、いつの間にやら名義はワタクシ作戦】

までバレてしまったのか!?


怖えぇぇぇぇ~~~~!!!



…てな訳で、野望が砕け散ったダメージを残しつつ、作業を続けています…

寝食を忘れ、急ピッチで仕上げに掛かりたいと思います。


勝幸先生が…

ブチ切れて暴れ出す前に……




え…?

次のスタジオで合わせる、
【Dazed And Confused】
の練習はどうした…って?

…………


放置、放置!!

俺はまだ死にたくない!!








※注

この物語はフィクションです。

作品中での勝幸先生は、鬼・悪魔・鬼畜・腐れ外道…

等と表記されていますが、実在の勝幸先生は家族・友人を愛し、『漢』と書いて『おとこ』と読むほどのナイスガイで、間違っても暴れ出したりしませんので御安心を。


念の為にもう1度。

この物語はフィクションです。

この記事で描かれた勝幸先生は……


20%がフィクションです…


本日は久々のスタジオ。


1月16日のライブを終え、充電期間を設ける為、1月一杯はバンド活動を休止していました。


話は前後しますが…


我らSWANKY DICKIE、12月のライブでLED ZEPPELINの【The Lemon Song】をコピーしました。

その選曲を決める際、たかポン宅でミーティングをしたのですが、もう一つ候補に挙がった曲がありました。

【Dazed And Confused】
(幻惑されて)

です。


ライブでは【The Lemon Song】を演る事に決まりました。

が、ライブでは一切、演る気は無いけども、遊びで【Dazed And Confused】の方も演っちゃお~ぜ!

って流れになりまして…


…ここから話が戻って来ます。


1日16日のライブの打ち上げの席で、
『どうせ充電期間に入るなら、次のスタジオで【Dazed And Confused】を合わそ~ぜ!』

…てな話になりました。


まだまだ宵の口の話でしたので、ハッキリと憶えています。

えぇ、憶えていますとも。

しかし…


本日、スタジオ前に慌ててベースを抱え、鉛筆を握り締め、左手にリモコン、全神経をコンポのスピーカーへと耳を傾け、必至に耳コピを試みるワタクシ…


全体の流れは昨年の内に済ませていましたが、意外と面倒臭い2分8秒~3分30秒までを放置していました…

1時間ほど耳を研ぎ澄ませましたが…



ようわからん!

間に合わん!

お手上げ!


全力投球で匙(さじ)を投げました。


はるか彼方でキラーン!と光っているのは、ワタクシの投げた匙なのでしょう…


てな訳で、のらりくらり、何とか上手く誤魔化す決意を固めたワタクシ。


言い出しっぺのワタクシがグズグズ…

言えません…
言えませんよ…


皆、ちゃんと練習しとっちゃろうねぇ…

うわぁ~、ヤベぇ…
マジでヤベぇ…

俺、バレんかいな…?
心配やん…


ドキドキでスタジオに挑むワタクシ…




が、しかし…


ワタクシの心配は杞憂に終わりました…


何故なら…








マトモに演れる奴が1人も居ない!!



充電期間のハズでしたが…



全員、漏電しとうし!!


あべし!!




ワタクシのホンダ・スーパーカブの現状です。

事故ってグチャグチャになった…
とかではないので御心配なく。


え…?

心配なんてしてない…って?


え…?

別に興味ないんやけど…って?


え…?

事故じゃないの?残念…って?


そ…そんな殺生な……





…という、お約束の茶番劇で幕を明けた今回。


前回、せっかく修理したにも拘わらず、何故にハリケーンミキサーを喰らったミート君レベルのバラバラ状態になっているのだ?

と、お思いの事でしょう。

ごもっともです。

説明させて頂きます。


ワタクシ、現在もスクーター・ライフを満喫しております。

そりゃあもう、快適で。


『いい加減に返せ!!』

と、勝幸先生に叱られるまで乗り回してやろう!

と、自分勝手に考えております。

まあ、ワタクシと違って人間が出来ている勝幸先生ならば、笑って許してくれるハズです。

何せ、器が大きい男ですから。

















…と、まあ、このくらいヨイショしときゃ~大丈夫やろ~。

アイツ、結構単純やし…
楽勝、楽勝……


…………


ハッ!!

つい、心の声が……


今の発言は忘れて下さい…




…と、更なる茶番劇たっぷりでお腹一杯ですが、ワタクシが何をしているのかと言うと、要は色を塗り替えようとしている訳なのです。


事あるごとに、
『骨董品やねぇ~』とか、
『買い替え時期じゃね?』
等と心無い方々に揶揄され続けたスーパーカブ…


終いには、RPG好きの知人から

【アンデッド】(不死者)

という、不名誉なアダ名を賜り、身心共に深く傷付いたワタクシ…


チクショ~~!!
悔しいっ!!
絶対キレイになってやる!!

と、たかの友梨ビューティ・クリニックに足繁く通う婦女子のような気持ちで立ち上がる決意を固めたワタクシであります。
   

今、ワタクシの挑戦が始まったのです…


おしま…




え…?

ワタクシの車はどうなった…って?


え~と…あの…その…モゴモゴ……………………………………………………………………………………
(フェードアウト)


1月17日(日)


せっかくの休日なので、チョイと出掛けようかと思い、ワタクシの日常のアシとして獅子奮迅の活躍を見せるホンダ・スーパーカブの元へと歩み寄った所、不意にエンジンの方へ目が向きました。


何やらキャブレターが黒光りしている…


嫌な予感…

近付いて見てみると…


あぁ…燃料漏れ……


周辺をウエスで拭い、よく観察してみると、じわりと燃料が滲み出ている。


これは怖い…

この状態で走行中、何かの拍子に火花が散って引火…

…そんな事が起こらないとは言い切れない。

火の車などワタクシの家計だけで十分であります。

団長の思い出…


…もとい、断腸の思いで予定をキャンセル。

翌日に勝幸先生からスクーターを借りる約束を取り付け、その日は1日中ゴロゴロ。



1月18日(月)


早速、スクーターを借り、ホームセンターへ直行し、液体ガスケットを購入。


燃料漏れ、オイル漏れ等の原因は、部品同士の接合部のガスケットが劣化して出来た隙間からの漏れというのが1番可能性が高いのではなかろうか。


事実、10年間オイルを垂れ流し続けたワタクシの車も、エンジンをオーバーホールした際にガスケットを交換し、液体ガスケットを塗って組み上げたらオイル漏れが止まりました。


今回もそうに違いない。

いや、そうであって貰わねば…


もし原因が別ならば、ワタクシにはキャブレターを新調するという手段しか残されていない。


今まで皆サマには内緒にしていましたが、実はワタクシは貧乏でして…


え…?
知ってる…って?

な…何故 俺の秘密を…!?



そんな感じで(どんな感じ?)キャブレターをバラし、液体ガスケットを塗って組み上げ。

暫く乾燥させた後、燃料ホースを接続…


頼む!止まってくれ燃料!!

止まれ!!
止まれ!!
止まってぇぇぇぇ~~~!!

…………

鬼気迫る念が通じました。


作業は1時間強で終了しましたが、3日経った現在もワタクシは勝幸先生のスクーターに乗っています。


何故か…?


スクーターの方が…疾るから…


坂道なんかギュンギュンです。

とても快適なので、自分勝手にレンタル期間を延長する事にしました。


おしま…




え…?

キャンセルした日曜の予定は何だったか…って?







パ…パチンコ……
(小声で)


毎回、ライブ回顧録と称しながら、実にしょーもない話を延々と続け、肝心のライブの件は某・ドラマーに丸投げしているワタクシですが、たまには自分で報告してみる事にします。


昨年3月以来、10ヶ月振りのCB。

やはり音が素晴らしく良いですな。
安心できます。


今回、3度に及ぶ【お蔵入り】を乗り越え、約1年もの長期に渡り格闘し続けてきた新曲を披露できました。

正直、まだまだ煮詰め切れておらず、見切り発車的な感もありましたが、暴挙的な行為が日常的になりつつある我らSWANKY DICKIE、強引に押し切りました。

追々、仕上げていく予定です。


さてワタクシ、前回も述べた通り、約7年振りにエレアコ・ベースを使用しました。

サウンドホールを塞いだ甲斐があったのか、だいぶハウリングは抑えられたと思います。


が……


このベース、通常使用しているJAZZベースと形状が全く異なり、ネックは太く、ボディが分厚いのです…

弾き慣れないベースを使用したからでしょう…


2曲目の途中から腕がパンパンに張り始めました…


3曲目の終盤には手首から親指に掛けて痙り始めました…


長い事バンド活動をしていますが、ステージから逃げ出したくなったのは初めてです…

結局、7曲予定を6曲に減らして貰い、顔面蒼白、脂汗ダラダラで何とかやり過ごしました。


とても悔しいです…



…と、ここまで記事を作成していて、ワタクシはとても恐ろしい事に気付いてしまいました…




そう…

この話のオチを用意していない…

という事に……