仕事が忙しくて早く身体を休めたかったのに、気が付けばアキバにいた。
日比谷線の秋葉原駅を降り、地下通路を抜けて書泉ブックタワーそばに出る。
川を渡り、あまり人通りの無い道を進むと、
いつものように隣の青い看板の手前に……

グレスコの看板は無い。


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きっちりとシャッターが降りていて、昨日まで人がたくさんいたその痕跡すら全く無い。


夜風の中、アキバの電飾街に向かうが、心此処にあらず、である。


最近新しく出来たカツ丼のチェーン店に入ってカツ丼を食べたが、大して美味しくない。


ぽっかり穴が開いている。


誰かっ。

拾ってくれないか?
313回目の教会参拝はグレスコ終了式その6
地下は酸欠になるかと思えるほどに凄まじい混雑になる。
しかし皆の思いは一つのため誰も不満を漏らさない。


神父駆さんが司会進行となる。
順にキッチン~神父~シスターと挨拶が続く。
いろんな話で笑いに包まれる。
涙で言葉に詰まることもある。
そして最後は店内年功序列でシスターえのさまっからシスターセラさんとなる。
早速ぶっちゃけちゃった!
でもそんな発言も開店当初から居る唯一のスタッフだからこそ重く響き渡る。
大好きで、楽しくて、幸せなこの場所・この空間・この時間!!
もう二度とない今この瞬間を ありがとう。
このあたりにワシも涙ぐんでいた。
本当に楽しいのだもの。


シスターセラさんが終わると『ちょっと待った!』の掛け声と共に
元スタッフたちによる卒業式が始まった!
卒業式にある一人一人の朗読文にみんなで応える。
『ともかく忙しかった……2月5日!』
『全国から子羊さまっの来る……コミケ期間!』
爆笑!!
さっきの仕込みはこれかっ!!

そして恒例の花飾りとシャンメリーを手渡され、店内全員で“蛍の光”を合唱した。
一人だけ、シスターセラさんが歌詞が分からないとわめき散らしていたけど(w


最期は盛大な拍手で終わりました。


シスターセラさんの『押さない駆けないへし折らない』を合い言葉にして
一列に並んだ子羊たちに現役&元スタッフ全員が一人一人に見送りの挨拶をして行く。

某眼鏡担当のあきひさんからは『次は何処に行くの?』と聞かれるが、
ワシはイヌ発電さまっの下僕として行き場がない。

レジでシスターえのさまっに残りのポイントカードをお皿2枚に交換して貰う。
『次回は〇〇〇を食べられるようになるんだよ!』
無理ー!

見送り列の最期は勿論シスターセラさん。
あれこれ話したが、やはり最期はこの言葉で。


『神のご加護がありますように!』


そして偉大なるイヌ発電さまっを始め、
この店に携わった皆さんにも
神のご加護がありますように。


byフロシキ
教会の前には既に長蛇の列が出来ていた。
たくさんの子羊たち、現役&元スタッフたち、ずらっとつながっている。
気長に待ち1時間程して入店する。
店内でまた列となり、待っている間にメニューを耳にした。
困った時のシスターカレーは無く、日替わりもあるのかないのか錯綜している。

地下に案内され、座った途端に『トムヤムクンスープチャーハンがラスト3つ!!』
と叫ばれたので素早く手を上げる。
シスターセラさんに主張するが、やっぱり移動しているうちに忘れられかけた。
隣の席に運ばれた皿を見たが辛そうだ。
シスターが子羊に説明しているのにおにぎりメニューには割り箸も尽きたそうだ。
全てのフードメニューが残り僅かの時間に店に滑り込んだのは幸運だった。

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最期に食べるメニューはトムヤムクンスープチャーハンに柚子蜂蜜ソーダです。
酸っぱくて辛いその組み合わせを甘く香るソーダで美味しく頂きました。
お土産用に最期の1本のカフェドパリを貰い会計する。
時間を考えればそのまま席に長居して挨拶まで粘っても良かったが、
最期の日だ、一人でも多く席に案内してあげるのが本当の子羊プレイだろう。

そんな事を考えて会計をするとまたポイントカードがぴったりいっぱいになる。
記念にお皿と交換して貰う。


店を出るとそのまま最後尾に張り付く。
時折店内からシスターつばめさんが点呼を取りに来たが
誰の目にも明らかに最後に席に座ることは出来ない。
その間に元スタッフたちがやたらに動き回っていた。

時間の経過と共に待機列はどんどん延びてイヌ発電店長さまっ終了式並になる。
地平線の彼方まで。
あまりの長さにシスターたちが出て来て記念写メを撮る。


じっと堪えること1時間して21時を回るとようやく最期の挨拶に店内に入る。