闇夜の大地を煌々と照らす望月、満月が突如欠けゆき、また元に戻って行くそんな現象を目の当たりにした古代人はこれは由々しき自体、恐ろしいことが起こるかも知れないと考えても不思議ではありませんね。あらゆる事を計算し尽くそうとする我々現代人もこの天体現象には魅了されてしまうのですから。
やはりこの天体イベントには撮影はつきものですね。私は三脚を立てて200㎜の望遠レンズで撮影してみました。200㎜では、月は小さく写ってしまうものですが、切り取って、何とか皆様にお見せする形にしましょう。私の技量不足でピントがきちんと厳密には合っていなかったかもしれません。昔(50年前の旧ソ連製)のレンズで手動でピント合わせ、撮影しました。今年の初日の出もこのレンズで撮っております。
赤黒いお月様、これは部分的にではありますが、新月になる数日間の月の欠けている部分がほんのり見える地球照でお馴染みです。しかし月食は100%地球照のお月様を拝めるのです。そこに意味があります。月食時にはお月見団子とともに、サツマイモを、おしゃれにいきたければ、ざくろやクランベリーをつまんで、お酒を嗜む方であれば、赤ワインを飲むのも風流かなと思った次第です。
いくつか撮影した写真を挙げてみます。冒頭の写真は月食が始まり、徐々に欠けゆくお月様です。最後の1枚は、皆既月食が終わりかけ、戻っていく様をミラーレンズ400㎜×2倍テレコンで撮りました。きれいな写りですね。最初からこのミラーレンズ1本で撮っていてもよかったかもと後で思うのでした。重いガラス製のレンズには味があると考えることにします。
今回の皆既月食は惑星食(天王星食)と重なる滅多に無い出来事なので、騒がれておりました。天王星…水瓶座の守護星なのですが肉眼ではあまり見えない惑星です。検索してみると美しい水色の惑星ですね。こんなのが望遠鏡で覗けたら感動ものでしょう。今回、私も分かりませんでした。皆既月食と惑星食は442年ぶりの事なのでそうです。ちなみに前回の惑星食は土星だったようです。
今回、いろいろな用事があったり、多忙だったりして見逃してしまった方、皆既月食だけならまだまだ生きているうちにたくさんチャンスはあります。調べによりますと、2025年3月14日、2025年9月08日、2026年3月3日なのだそうです。
今日も1日天気が良さそうですね、それでは皆様、充実した良い1日になりますように。☀️☀️☀️