vol.87(2021.12.1)


12月に入りました!

今年もあと1ヶ月

まさかの引き続き

「withコロナ」の

年になってしまいましたが

それでもなんとか

新しい生活を模索しながら

最終月に突入です


昨日の雨で

さらに寒さが

増してきそうな

予感しかないです

合わせてコロナの新株は

この冬の敵になるのでしょうか?


などなど

色々考えを巡らせながら

少しでも習ったものを

日常の場に活かせるよう

経脈をまとめていきます

今回からは

2回に分けて

奇経八脈の経脈を

まとめていきます



Impossible is Nothing!

(不可能なんてありえない)

 

東洋医学に根づく

治未病という

考え方


簡単に言えば

病気になる前に治す

ということである


現代風に言うなら

予防医学になる


どんな病気にも

原因があり

それをいち早く見つけ

退治してしまう!


東洋医学を通して

不可能だと思えることにも

果敢にチャレンジする

そんな考えを1つでも

お伝えできれば

嬉しいです爆笑チョキ


奇経の特徴は

督脈と任脈以外は

固有の経穴を

もたないことです

また表裏関係などもないため

個々の奇経の経脈に

つながりがありません

従ってバトンタッチする

場所はありません


まずは固有の経穴をもつ

督脈と任脈から

いってみましょう!


督脈の流注 (陽脈の海)

胞中(小骨盤腔)に起こり、会陰部に出て、後正中線上を尾骨先端から腰部、背部、後頸部と上り、外後頭隆起直下〔風府〕に至り脳に入る。さらに頭部正中を通り、頭頂部〔百会〕に上り、顔面部正中を経て、上歯齦、上唇小帯の接合部〔齦交〕で終わる。

 (新版 経絡経穴概論より)

始まり:胞中(小骨盤腔)


終わり:上唇小帯の接合部齦行


経由:

胞中(小骨盤腔)→会陰部→(後正中線上)尾骨先端→腰部→背部→後頸部→外後頭隆起直下〔風府〕→脳(入る)

✡(頭部正中)頭頂部〔百会〕→(顔面部正中)上歯齦→上唇小帯の接合部〔齦行



任脈の流注 (陰脈の海)

胞中(小骨盤腔)に起こり、会陰部に出て、腹部、胸部および前頸部の正中線を上り、喉に至り、下顎の正中から下歯齦に至り、顔面をめぐって目に入る。

 (新版 経絡経穴概論より)

始まり:胞中(小骨盤腔)


終わり:


経由:

胞中(小骨盤腔)→会陰部→(前正中線)腹部→胸部→前頸部→喉

✡下顎(正中)→下歯齦→顔面(めぐる)→目



衝脈の流注

骨盤腔内の子宮から起こり、脊柱の深部をめぐって前は陰経諸脈に交わり、後ろは陽経諸脈に交わって十二正経の海となる。


皮下にめぐる衝脈は鼠径部で胃経の気衝から腎経と並んで腹壁を上行し、胸部に広がってめぐり、さらに上行して喉に行き、左右合してまた分かれ、さらに上って口唇にめぐる。

 (新版 経絡経穴概論より)

始まり:子宮(骨盤腔内)


経由:

✡子宮→脊柱の深部

✡前:陰茎諸脈(交わる)

✡後:陽経諸脈(交わる)

✡皮下:胃経〔気衝〕→(腎経と並ぶ)腹壁→胸部(広がる)→喉→左右合す→分かれる→口唇


関係する経穴:

腎経:横骨•大赫•気穴•四漫•中注•肓兪•商曲石関•陰都•腹通谷•幽門

(皮下の衝脈として)

胃経:気衝から胃経の腹部の経穴

※一般に腎経の前者をとる


帯脈の流注

側腹部にある胆経の帯脈穴から、人が帯を締めるように腰腹部を一まわりする。


この経穴が関係する経穴は、肝経の章門、胆経の帯脈•五枢•維道の左右それぞれ4穴、計8穴である。

 (新版 経絡経穴概論より)

始まり:帯脈穴


経由:

✡側腹部〔帯脈〕→腰腹部を一周

帯脈章門五枢維道





最後まで読んで頂き

ありがとうございました🙇

皆様に少しでも

気づきのある

一日でありますようにウインク