こんにちわ
今日は、バイリンガルと言語発達
言葉の遅れ について書いていきたいと思います。
海外で暮らされる日本人の方にとって、
お子さんの言葉の問題は、大きな課題ではないかと思います。
ただ、海外に暮らす、といっても状況は様々だと思います。
国際カップルのご家庭
2世と言われるような暮らしのご家庭
日本人で移住された方
赴任中でおそらく日本に帰国することが予想される方
各々の状況で、子どもの言語の教育の考え方は変わってきます。
そして、目指すバイリンガルにも様々な状態があります。
プロフィシェントバイリンガル…どちらの言語も年齢に応じてよくできる
パーシャルバイリンガル…どちらか1つの言葉だけが年齢に応じたレベルかそれ以上によくできるが、もう1つの言葉はそこまでに達していない
リミテッドバイリンガル…どちらの言葉もある程度は理解できるが、年齢に応じた発達をしていない
この中で、特に私がご相談に乗れるのではと思っているのは、
リミティッドバイリンガル になってしまいそうなお子さんたちです。
リミティッドバイリンガルは、日本語ー英語 バイリンガル アメリカ在住のお子さんの中で
7%程度だった、と言う報告があります。
(佐藤郡衛 片岡裕子 編著 アメリがえ育つ日本の子どもたち バイリンガルの光と影 赤石書店2008)
リミティッドバイリンガルの問題は、
思考の道具である言語 が育っていないということです。
言葉 は、思考を発達させていきます。
15歳くらいまでの 考える言語 があると、それを基盤に、他の言語を学んだり、どんな分野であれ学習を進める基礎が出来ると言われます。
それを構築することは、生きていくうえで大切です。
7%
現在、発達障害と言われる子どもや学習障害と言われる子どもの発生率は、
日本で だいたい 同じくらいの数字ではと言われています。
不登校も14人に一人、など言われていますが、
すると だいたい同じ数字に・・・
これってなんなんだろう🤔
問題がある、
通常のルートではない ルートをたどる人は
全体の 7~8パーセント くらいいる?
もしかして、その人たちって、
すごく ユニークな人たちなんじゃないか・・・
それが、いつも私の発想です。
海外のバイリンガルで言えば、
日本の独自性を生かせる
これからの時代に必要な
人材になる可能性を秘めた人たち。
しかし、そこには大きな葛藤があることが予想されます。
大きい仕事をするには
大きい葛藤を 乗り越える必要があります。
それをお手伝いしたいと思っています。
海外在住で、子どもの日本語の問題に疑問をお持ちの方
ご連絡くださいませ。
言語学・臨床心理学修士
言語聴覚士・臨床心理士
清水宏美