小学校でうさぎの講習会。
先日、大阪府下の小学校におきまして、先生方を対象に「学校飼育の注意点とうさぎの生態について
」をテーマに、講習をさせていただきました。
教えることのプロの方々にお話をするのは緊張いたしましたが、ディブルでも、学校飼育についての相談や質問が一般の飼い主さんよりも最近は多く、様々な問題があります。
私個人としては、現在の学校の環境を考えると「廃止」にたどり着きますが、実際に今、うさぎが居るのであれば、そのうさぎたちの環境を整えることも必要です。
学校であれ家庭であれ、適正な環境と、適正に飼育出来る大人がいなければ、動物を飼育することは反対です。
学校だからダメ、家庭だから良いということではないと思います。
色んなお話や現状を見て、この家庭で飼われるくらいなら、学校で飼育されている方がまだマシかもと思うような環境もあります。
学校飼育のうさぎと、家庭で暮らすうさぎは違うということも理解しています。
しかしながら、その限られた環境の中で精一杯努力をする必要はあるし、学校のうさぎだから、病気になっても治療しなくてよい、土日はエサをあげなくてもよいというわけではありません。
それは一般のご家庭でも同じことです。
今回ご依頼いただいた学校は、掃除も行き届き、夏休みの今も先生方が交代でお世話をされています。
牧草も、野菜も、安全なおやつももらって、アクティブとか、牧草ペレットなんかも好きなようですo(^-^)o
もちろん、エアコンはありませんが、暑さ対策や寒さ対策にもがんばっていただき、虫除けも用意され、体調が良くなければ病院にも連れて行きます。
以前いたうさぎさんは、定期的な歯切りも、ちゃんと治療をしてもらっていました。
水も毎日交換され、食べきれるだけの新鮮な量の野菜を与えています。
一般の家庭では当たり前のことですが、学校の中でこの状態をキープされているのは、飼育担当の先生のご努力と、担当外の先生のご理解も必要です。
校長先生も、お世話に加われています。
男性の校長先生が、うさぎの名前を「ちゃん付け」で呼んでいらしたことが嬉しかったです。
全ての学校がこのような状況であれば、大きな問題は起きないのにと思います。
飼育担当の先生も校長先生も、いつか他の学校に移られるでしょう。その後のことも、色々と考えてくださっています。
今回、講習に参加いただいた先生方が、他の学校に赴任された時に、その学校でうさぎの飼育が行われていたら、こちらの学校のことを思い出して欲しいとお願いしました。
もし、この学校よりも少しでも環境が悪ければ、それは飼育を継続するべきではないということ。
(ほとんどの学校がそうかもしれません・・・)
文科省が発行している資料を元に、学校での飼育の方法や、学校飼育の動物も、愛玩動物と同じ動物愛護管理法に含まれているということ(土日にお世話をしないのはネグレストです)、そしてうさぎの感染症などのお話もさせていただきました。
獣医師ではありませんので、治療のお話や病気の診断はいたしません。
しかしながら、これまでの経験や乏しい知識を合わせまして、人畜感染症や繁殖のこと(遺伝や近親交配によるハンディキャップなど)もお話をいたしまして、安易に飼育を始める赤信号になればと思います。
清潔な環境、適正な飼育、適正なエサ(すなわち牧草)があれば防げる病気があるということ、そして、少し気をつければ防げるケガや治る病気があるということ、そして増やさないということ、たくさんの事例と写真を合わせてお話いたしました。
うちにいただくご相談の多くは、もう、うさぎの問題ではなく、人の問題になっています。
お世話をされている保護者や地域ボラの方が心を壊してまでがんばっていらっしゃること、飼育のことで生徒がイジメにもあっていること。
がんばっている人がツライ思いをするようなことではアカンのですよ。
うさぎのことももちろんですが、生徒の心を傷つけるような飼育環境があってはダメなんです。
文科省も、「学校飼育動物の適正な飼育や管理を行うには、学校、自治体、獣医師会、地域ボランティア等が一体となって、それぞれの役割を分担し、有機的な連携のできるネットワークを作ることが望まれる」と表記しています。
外部の意見も聞かず、閉鎖的になっている場合ではありません。
「飼育担当ではないから自分は関係ない」「関係者以外入るな」ではなく、皆が考えなければならないことであるという思いが伝わっていたら、大変ありがたいです。
ダニ系や病気の写真では、目を塞ぎたくなるような写真もありましたが、先生方も熱心に聞いていただき、質問も色々いただきました。
今回、講習をさせていただくにあたり、たくさんの研究発表や文献、専門書に目を通しましたが、現実と理想のギャップが大きいことに、改めて考えさせられました。
粗末に扱われるいのちが少しでもなくなりますように。
本当の意味で、いのちの大切さを感じることができる学校飼育でありますように。
人も動物も、快適に暮らせる環境が作れますように。
短い時間ではありますが、がんばっている方々の思いも少しはお伝えできたのではないかと思います。
足早な講習に耳を傾けていただきました先生方、今回、声をかけていただきました校長先生、飼育担当の先生ありがとうございました。
不妊手術のお話で使用したひまわりさん。
パネルとエグザイルさんのポスターも掲示。
また機会がありましたら、お話させていただきたいと思います。
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