薬剤師がドイツの薬局で処方箋なしで購入可能な市販薬を簡単に紹介します。 飲み方や服用上の注意点、値段など参考にしてください。あくまでも情報の一部抜粋ですので、服用前にご自身でしっかり添付文書(薬に同封されている説明書)をご確認ください。    

 

 

 


 

出典:Apotheke.deより

 

商品名 

Iberogast bei Magen-Darm- Beschwerden 

 

商品の特徴

9種類の薬用ハーブ配合

5万人を対象にした臨床研究で有効性が示され、すでに世界中で8000万人に長く使用されている。

90%以上のドイツ人ユーザーがリピートして使用している。

胃腸の不調は生活の質を低下させる。そんな症状に対して下記の作用を示す

  • 胃腸の筋肉をリラックスさせる
  • 胃腸の動きを落ち着かせる
  • 消化管の過敏な症状を落ち着かせる
  • 胃壁の保護
  • 炎症の緩和
  • 胃酸産生抑制

各生薬が下記の作用を示す

  • アンジェリカの根:消化管の筋肉をリラックスさせます
  • カモミールの花:胃腸の筋肉を刺激してリラックスさせる
  • キャラウェイシード:消化筋肉をほぐします。おなかの張りを和らげる
  • オオアザミの果実:胃腸の筋肉をリラックスさせる
  • レモンバームの葉:消化に関連する筋肉をリラックスさせ、おなかの張りを和らげる
  • ペパーミントの葉:胃腸の筋肉をリラックスさせ、おなかの張りを和らげる
  • セランディン:胃腸の筋肉を刺激し、おなかの張りを和らげる
  • 甘草の根:筋肉をリラックスさせる

有効成分 

  • アンジェリカ根(1:2.5-3.5)10.0 ml
  • カモミールの花(1:2-4)20.0 ml
  • キャラウェイシード(1:2.5-3.5)10.0 ml
  • オオアザミの果実(1:2.5-3.5)10.0 ml
  • レモンバームの葉(1:2.5-3.5)10.0 ml
  • ペパーミントの葉(1:2.5-3.5)5.0 ml
  • セランディン(1:2.5-3.5)10.0 ml
  • 甘草根(1:2.5-3.5)10.0 ml

30%エタノール(アルコール)を含みます

 

効能効果  

胃痛、胃痙攣、おなかのガスだまり、腹部膨満感、胸やけ、吐き気

 

用法用量   

1日3回、食事前か食事中に水分とともに服用する

服用前にボトルをよく振ること!服用量は守ること!

 

3~5歳 : 1回10滴

6~12歳 : 1回15滴

13歳以上 : 1回20滴

 

開封後は8週間後まで使用可能

1、2回規定量より多めに服用してしまっても大抵大きな問題はありません。しかし明らかに多く服用した場合には医師に相談してください。

本薬に含まれるアルコールの量は少量であるため基本的には問題ありません

 

禁忌 

下記の既往症がある場合には使用しないこと

配合成分に対する過敏症

 

 

服用上の注意  

本薬のようなホメオパオシー薬にも副作用が発現する可能性があります

皮膚の赤みうあ痒み、呼吸障害などの過敏症がまれに出現します。

セランディンを含む薬剤は肝障害(肝酵素やビリルビンの上昇、薬剤性黄疸(薬物性肝炎))が起こることがあります。

副作用が現れた場合には服用を中止して医師に相談してください。

本薬の服用期間に制限はありませんが、1週間服用して症状がさらに悪化する場合には医師に診察を受けることを推奨します!

6歳以下の胃痛は基本的には医師の診察を受けましょう

規定量を使用した場合には車の運転や機械に使用に支障はありません

妊娠、授乳中の使用に関して有害な報告はありませんが、服用前に医師に相談すること

 

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参考価格 

€11(20ml)