「素直な人は変化(成長)が早い」というのは、ボディワークをしていると、よく耳にする言葉です。
しかし、
それ、気をつけないと、双方の言い訳になりかねないなと思いませんか?
今回はそんなお話。
セッションをしていると、
ご自身の身体がみるみる変化していくことに
驚かれる方がおられます。
おられますというか、初回は全員の方が驚かれるのですが、その驚かれるポイントが「ご自身の身体の素直さに」というケースがしばしばあります。
「私の身体って実は素直だったんですね!」と。
頑固で全然言うこと聞かない身体だと思っていたとおっしゃる方もあれば、頑固な身体だとそれまで通っていた治療院などで言われたという方もおられます。そして身体が頑固なのは本人が素直じゃないからだと。
素直じゃない身体というのはありません。
身体はみんな素直で正直です。
では、身体が変わらないのは本人が頑固だから?素直じゃないから?
それもやはり違います。
(素直じゃないように見える人も、よくよく見ればやはり素直な表現をされています。こちらがそれをリーディング出来るかどうかの問題。)
では、身体が変わっていくかどうかに、もっと大きく関わることは何か。
それは、
学びのスイッチがオンになっているかどうか。
自分の身体への興味関心があるかどうか。
それに尽きます。
↑陸上部の顧問をされている教授の言葉
性格のせいにしてしまえば、話が複雑になる分、双方匙を投げる言い訳がしやすくなります。
しかし、「どれだけ興味を持てるか」が鍵になるならば、何をすれば良いのかが明確になり、お互いに出来ること(=取り組むべきこと)が増えるのです。←この辺りのことは読書術のワークショップでもお伝えしています^^
興味が湧けば湧くほどに、変化のスピードは早くなりました。そして、興味が薄れた時、身体の変化は面白いほどにピタリと止まります。そしてまた興味が湧けば、身体は進展し始めます。
わかりやすい写真が出てきました。
↑3年前。白い服を着ているのに白い壁の前でビフォーアフターの写真を撮る。そんなことをしてしまうのは、やはり自分の身体への興味が薄いから。
そんなことしたら、身体のラインが分かりづらいに決まっているのに、それに気づけない。現状を知りたいという意欲や関心がないからです。
↑同じく3年前。ズボンは履き替えたのに、上の服はそのまま。これはもう、動く気がない。私が講師なら「この人何しに来たんだろう」と謎に思う。本人なので覚えていますが、とても受け身の姿勢でした。
自分から学ぼうという意志はなく、言われたことだけただ聞いて帰ろうみたいな。そしてそんな自分のことを「意欲がない」とは思っていませんでした。無自覚、無感覚。
3年前と今を改めて比べてみたら、「バカはこだわりが足りない」という言葉を思い出しました。(←夏に読んだ書籍の一文。衝撃&救いでした。書籍についてはまた別の記事で。)
そんなスタートでも、身体の変化と共に興味関心、意欲も育ち、写真右側の今があります。
そして、自分の身体に興味を持ち、身体について知っていくほどに、タイムラインが変化しました。
過去→現在→未来ではなく、未来→現在→過去なんだということがちゃんと体感できるようになったのです。
そうすると、学びスイッチは常にオン!
身体は進展していきます^^
そちらもまた別の記事で。
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