なんだか最後の最後まで、うまくまとめきれません。
一連の活動を振り返り、もっとこうすればよかった、と感じる場面は多々ありました。
また、活動自体も、もっと積極的に展開し、NPOばりに活動した方がよいのではないか、とか、いやもっと個人的に活動し、避難している方々と個人的な交流をすることこそ意義があるのではないか、とか、その活動形態について考えることもありました。
その中で、活動記録に記したのが、現実に行ってきたことです。
活動から長い時間を経て、ようやく当時のことを客観的に振り返ることができるようになりました。同時に、一年を経た節目の機会に、自分が行ったことを記録として残しておこうと考えました。
当時の手帳やメモを見返して記憶を呼び起こし、できる限り忠実に、各日にあったことを記したつもりですが、忘れて抜け落ちていることや、前後の混同、事実誤認などもあるかと思います。
あくまで一つの活動事例として見ていただき、今後ともボランティア活動などをしてみようという方の参考、というよりも、反面事例とでもしていただければ幸いです。
ときおり思うのは、この災害が多発する島国に住み、いつなんどき災厄に見舞われるかもしれない我々の間には、助け合いの心、助け合いの絆、というものがたしかに存在するし、だからこそこうして、今日まで暮らしてくることができたのだろう、という感慨です。
この国に暮らす一人として、一年前の活動に御協力をいただいた皆様、そして、活動に参加してくださった方々に感謝しながら、この記録を終えることとします。
2012年4月7日、土曜日-
(完)