■3月20日(金)@JapanNite #1■
今年のJapanNiteは二日間にわかれていて、今日はその一日目。
お客さんの中には、「どっちの日に来ればいいんだろう?!」って悩みを打ち明ける人も。
こんな風に毎回、楽しみにして来る人たちがいて。前に観たことがあるバンドが来ると喜んでくれる人もたくさんいて。繰り返してステージをやること、そのときに最高のステージができること、それで出来上がった関係というものが、このJapanNiteにはあります。

※今年のElysiumのようす。勝手に拝借でっす。スミマセン!!!
他の写真については公式サイト(= http://sxsw-asia.com/JapanNite2009/index.html )とか「JAPANNITE 2009 SXSW」などで画像検索してくださいね。
あ、Flickerってサイトはなかなかおススメです。
http://www.flickr.com/
さて、ショウですが。
最初はAnchorsongさんというロンドン在住の日本人の方がオープニングアクトでDJをしてくださいました。
http://sxsw.com/music/shows/schedule/?a=show&s=81927
徐々にもりあげていくステージで、お客さんの反応もものすごくよくって「Anchorsongを聴きに明日も来るよ!」って言ってCDを買ってくださる人もいらっしゃいました。
8時をすぎてから本番が始まり。
本日のラインナップは、
1.FLiP
2.Dirty Old Men
3.HONEY SAC
4.SPARTA LOCALS
5.GRAPEVINE
6.detroit7
です。40分のステージ。転換20分。sxswのショウケースの基本形です。
物販席にいて仕事もしていたので、すべてのステージを見れたわけではないのですが、聞き漏れてくる様子を思い出しながら書いてみます。
最初のFLiPは、このあとのツアーも一緒に回ったバンドさんです。4人の女の子バンドですが、かわいらしい外見とは違って骨太なロックで、最初の音を聴いて、「おおお」って思いました。そして、メロディにはどこか沖縄的な匂いも残っていて。Vo.のサチコちゃんがとってもソウルフルな声なんです。若干19歳。なのに、ぐっとひきこまれます。このときはあまりにも物販が忙しすぎてほとんど様子がわからなかったので、のちほどツアー日記に書きますね。
http://flip-4.com/
で、次にDirty Old Men。こちらは男の子4人のバンドさん。素直な感じがステージにも全く表れていました。英語もすごく素直でした(笑)。「moon wet with honey」って曲を聴いたことがあったので、それが聴こえてくるころには会場もこのバンドさんの魅力に引き込まれているようで、ほっこりしました。メンバー日記にもほっこりです。
ちなみに、ここのマネージャーさんのキャラが物販エリアではかなりのムードメーカーでした。ありがとうございました!!!
http://dirtyoldmen.jp/index.html
次はHONEY SAC。写真のとおり、こちらも素直で明るいステージでした。ほんとうにステージが盛り上がって一体感がありました。Voのカツミちゃんがステージ終わった後もうれしそうでうれしそうで、そういう姿を見ていると私もうれしくなりますね。翌日のJAPANNITE #2にもニコニコしながら遊びにきてくださっていて。ほんと楽しかったんだろうなーって思います(笑)。なんだかそんな気持ち、私がAustinに来た最初の年に感じてたっけなぁ、、って想い出したりしてました。
http://www.honeysac.jp/main.html
で、SPARTA LOCALS。このバンドさんもツアーも一緒です。実力については、いわずもがな、ですね。それに彼らの魅力は圧倒的にライブ力ですよね。PAのブライアンがことあるごとに、「君たちはプロフェッショナルだ!!」って、べた褒めしておりました。私もそう思います。観客の心をつかむというのは、バンドの持つ世界観がゆるぎなく伝わるかどうか、、なのだということをこのバンドさんを通してつくづく再認識させられた次第です。それをライブを通して伝えられるなんて。やっぱSXSWって場所はかっこいいじゃないですか。。。でしょ?
http://www.spartalocals.net
次にGRAPEVINE。このバンドさんについて私が語るなんて恐れ多すぎですね。ははは。このブログでも暴露してますが、10年来のファンなのでアメリカのステージを見られたことはものっすごくうれしかったんです。なんたって「ランチェロ '58」から始まりましたから!!本気でしびれましたん。私、この曲はなぜか「パリ、テキサス」の映画の画が浮かんでしまうので、ここテキサスで聴けるなんて。ありえないくらい幸せでした。ほんと、アメリカ人にこの曲の歌詞とか背景とか力説したくなります。「豚の皿」や「CORE」もあり、十分に世界観が伝わってくるステージでした。Dirty Old Menのマネージャーさんも思わず物販席で一生懸命GRAPEVINEの魅力をお客さんに説明しておりました。こんな感じに曲にストーリー性のある楽曲をたくさんお持ちのバンドさんだから・・・って、ずっとこの調子で書いていくとあと3ページくらいになりそうなので。今も曲を聴くと胸がいっぱいになります、はい。
http://www.grapevineonline.jp
トリはdetroit7。去年から引き続きの参加で、すでにアメリカでのファンを獲得済みなので始まりから人がいっぱいでした。彼らいわく今回のステージはトリかトリ前が多くてプレッシャーがあったそうなのですが、彼らを聴きたくてこのショーケースに足を運んでくれる人はたくさんいると信じていたので、事務局の人間としてはなにもその点は心配していませんでした。「In the sunshine」とか、ほんとみんな大好きなんですよね。アメリカ国歌の一部をナバナさんがギターで弾くんですが、そのかっこいいことときたら。。。最後のトリにふさわしい、最高のステージを、最初の夜からぶちかましてくださいました。ステージ後のメンバーみんなの笑顔がものすごく印象的です。私もすごくうれしかった!!
http://www.detroitseven.com