昔から思っていたことだが、コンサートやライブでの客の手拍子は耳障りでしかない。
しかし、いつしか僕も周りに合わせるようになっていた。
ところが最近ネットを色々見ていたら、こう思っている人が結構多いようで安心した。

ま ず、手拍子を求める行為は、自分の音楽に足りない部分があり、それを「埋めてくれ」とアピールしているようなもの。自身の無さの表れなのだ。そして、手拍 子を提供する行為は「お前の音楽はノリが足りないから、手拍子で埋めてやるよ」である。演奏者に対して失礼極まりない行為なのだ。

手拍子頼みの音楽は自ずと質が低下していく。最近はどのライブハウスに行っても手拍子だらけで、本物の音楽がそこにはない。心底感動している時は手なんか動くはずがない。心だけが動くのだ。

静かに息を潜めて聴く。これが基本。人様に迷惑をかけない。ライブも人生も同じ。