ミンガス

「TATU」、「My World Rule」、「Portrait of Jon」ほか全部で6曲演奏されたと思います。最初の2曲は1stミニアルバム「PREMINGUSS」からでしょうか。2ndミニアルバム「super sonic sound」の最後に収録されている「Portrait of Jon」は今は亡き飼い猫に捧げる曲だと説明していました。「TATU」は途中まで演奏したところで機材に何等かの不具合が発生したらしく、再度最初から演奏し直しました。

今回はアルバム曲だけでなく、ミンガスさんが好きなマイルス・デイビスのDVDを観て曲想を得たという「Play through it」(演奏し続けろ)という未発表曲を演奏されました。ミンガスさんの詳しい説明によりますと、聴衆の騒がしさに憤り演奏を投げ出そうとしたパーカッションのエム・トゥーメにマイルスが「Play through it」(演奏し続けろ)と叱り付けたところ、彼は気を取り直して最後まで演奏し切り、スタンディング・オベーションを浴びたという。

以上のようにMCも結構長めで、また実質6.5曲の演奏となり、通常30分のところ50分近い異例のロングステージとなりました。ミンガスさんのライブは初体験でしたが、ジャケ写のイメージとは多少異なり、インテリジェンス漂う清楚な雰囲気と持ち味のマイルドな歌声に終始興味深く鑑賞出来ました。