「間もなく、二日市行き急行が到着します」

僕は大橋駅のプラットフォームの白い線のほどなく近くに立ち、その電車を待っていた。

すると安全確認のためか、駅員がどこからともなくプラットフォームの白線に沿って歩いてきた。

僕の左側まできた

僕の目の前にきた

よく見ると薄ら笑いを浮かべている

僕を通り過ぎた。


彼はなぜ笑っていたのか
自分の手を見ながら笑っていたわけで
自分の手がなにか滑稽に見えたのだろうか?
それとも
「この手でつかめるものなんてほんのわずかだな」
と哲学的に諦めながら自分自身をあざ笑ったのか?

それとも
「さっきのテレビおもろかったなあ、タモさん無茶しすぎだろ、もう歳なのに」
とか関係ないことで笑っていたのか?

どれでもあれ











真面目に仕事を しなさい。