昨日はホワイトデーでしたね。私はその前に渡した&お返しをいただいたので、寒い事以外は特に普通に終わった日でした。

そんな15日も御菓子の紹介を。贈答に向いてると思う、上品で繊細な和菓子です。

こちら、和歌山にあるお菓子店「梅一番井口」さんの和菓子「梅あそび」

いただいたお菓子で、先週末に招待いただいた、三菱電機「霧ヶ峰 新作エアコンイベント」のお土産でした。味わった所とてもおいしかったので、個別に紹介します


紅白の梅をかたどった干菓子「お干菓子 和三盆」と、梅の模様が入った「ふの焼き菓子 梅文様」の、2種類の和菓子がセットで入っています。


公式サイトや、同封の商品紹介の紙の文章を読んで知りましたが。

「ふの焼き菓子 梅文様」は、爽やかな甘酸っぱさのある、さっくりした軽めの食感が特徴なのだとか


そして「お干菓子 和三盆(わさんぼん)」。「讃岐和三盆」を素材に、かわいらしい紅白梅型に仕上げたそうです。

折角なので、それぞれ詳しく紹介を


ふのやき菓子 梅文様(うめもんよう)は、もち米を材料に焼き上げた、やさしい歯ざわり。

何でも、昔から茶の湯の席で用意された伝統ある干菓子で、石川・富山県産「新大正糯」を原料に焼き上げているとの事。

そして、砂糖を加えた甘酸っぱい「しそ梅肉」をぬり、「白糖おき砂糖」という技法で愛らしい梅文様に絵付けし、一枚一枚すべて手作業で作り上げているそうです。


ちなみに。「白糖おき砂糖」とは、蜜状にした白糖に卵白を混ぜたものを、薄いセルロイドに彫った絵柄(版)を当て、刷毛を使い刷り込むのだとか。着物の染物を作る技法と同じとの事です。

置き砂糖の厚みが一定になるよう、技術力が求められる手作り作業ですね。

なお、賞味期間は3ヵ月です。


見た目はかわいらしさのある明るいピンク色のおせんべい。梅の花びらをかたどった部分は、霧ヶ峰エアコンのファンの形も少し彷彿とさせます

やさしい甘さと、かすかに梅の味を感じる、春らしく上品な味わいですね。歯ごたえはパリッと軽快で、さっくり食感が快適です


そして「お干し菓子 紅白梅 和三盆(わさんぼん)」

四国産サトウキビを原料に、「押し舟」といわれる道具で糖蜜をを搾り出したものを盆に取り、「研ぎ」といわれる練り作業を行うのだとか。

その工程を交互に繰り返し、ようやく和三盆が出来上がります。和三盆特有の上品な甘さを楽しめる味わいとの事。

なお、賞味期間は1年です。

かわいらしい梅の花をかたどった干菓子は口どけが良く、やさしく和む甘さが口の中に広がり、クセがなく幸せな感じの食感です

どちらのお菓子も贈答用、お茶の席で出てきたら嬉しいお菓子。普段なかなか食べる御菓子ではないですが、今度は祖母に贈ってみたいなと思いました