一日一回は、梅干しを食べています。

平日はたいてい、お昼のお弁当に入れて。

 

でも私は、はじめから梅干しが大好きだったというわけではなく、むしろ酸っぱいのが苦手で、以前は、まず食べることがありませんでした。

それが、梅干しの炊き込みごはんを作るようになってから、美味しくて、おいしくて、いくらでも食べられるくらいです。

 

炊き込みごはんといっても、むずかしいものではありません。水に浸けた玄米の上に梅干しを乗せて、炊飯器で炊くだけの、いたってかんたんなものです。

炊き上がってから少し時間をおくと、梅干しの酸味がさらにまろやかになり、難なく食べられますし、ふしぎなことに、お米の一粒ひと粒がつやつやとコーティングされたようになり、お米だけで炊いたときよりも、おいしく感じられます。

夏のとても暑い日でも、お弁当に梅干しを入れておくと、腐る心配がないのもうれしいですね。

 

この、毎日使う梅干しとはべつに、何かあったときのために用意している梅干しがあり、こちらは5年以上前に作られた古いものにしています。

偏頭痛や急性の胃炎のときなどに、この古い梅干しを食べると、30分くらいで、嘘のように痛みが消えてしまうことがあり、重宝しています。

毎回かならず効くというわけではありませんが、副作用もありませんし、お薬代わりとして、常備してあると心強い存在です。

 

そんなわけで、我が家の冷蔵庫には、新しい梅干しと古い梅干しが、なかよく並んで鎮座しています。