2020.05.16 雨 05.17 晴
5月16日に、愛犬のひめちゃんが息を引き取った。午前中にお母さんから電話をもらい、急いで帰った時にはもう手遅れだった。明日誕生日だったのにな。もうすぐ15歳だったのに。ひめちゃん、ねぇね、帰ってきたよお家に着いた頃はまだ、身体は温かくて、でも頭は少し冷たくて、全く動かないのが嘘みたいだった。しばらく経ってから、身体も頭ももう体温は残ってなくて、冷たくなってしまっていて、硬直が始まっていた。骨と皮しかない薄っぺらい身体を守るために着せていたお洋服を脱がせて、4月の下旬に送った、可愛いハチさんのお洋服を着せてあげた。ずっと着ててね。向こうでも、ハチさんを着ながら走り回っている想像ができた。ひめちゃんと一緒に過ごす最後の夜。お母さんとリビングで布団を敷いて、3人で寝た。0時を回った頃、ひめちゃんに『お誕生日おめでとう』と声をかけて布団に入った。お母さんから時折聞こえてくる小さないびきがひめちゃんにそっくりでもしかして生きてるんじゃないかと寝てるんじゃないかと何度も何度も確認していた。当たり前に眠れなくて、夜はとっても長くて、でもうすらうすら眠っていて、明け方、もう一度目を瞑った時、ひめちゃんの夢を見た。ビルの屋上に設けられた芝生の上をひめちゃんが一生懸命走り回っていて、私が必死に動画を取ろうと追いかけていた。その時のひめちゃんは、白いファーとポンポンが着いた赤いニットの服を着ていた。夢で会いにきてくれたんだね。楽しかったね。また遊ぼうね。夜が明けて目を覚ましてもひめちゃんは目を開けたままベッドに横たわっていて葬儀屋さんがうちに来る13時までお母さんと泣いたり、食べ物を頑張って口にしたり、ひめちゃんに話しかけたり、最後に一緒にいられる時間を大切に過ごした。13時を過ぎたら、ひめちゃんがここからいなくなる。もう一生顔も見られない。ひめちゃんに触ることもできない。本当に信じられなかったし、受け入れられなかった。葬儀屋さんが着てからは、白い綺麗な棺にひめちゃんを入れてあげて、お経を唱えてくれて、線香をあげた。棺の中で眠っているひめちゃんは本当にお姫様みたいですごく可愛かった。いよいよっていう時に運んで入れてあげるあの瞬間は本当にしんどくて、ここでもうバイバイだっていうのが嫌で嫌で何も考えられなかったと思う。無事に終わっていつもひめちゃんが寝てた場所にお骨と写真とお花とお水を飾ってあるけれどいつもの場所に眠っている姿が見えないのは本当に寂しいし、信じられない。朝ご飯と夜ご飯は、今でも決まった時間にお供えしている。大好きだったりんごも一緒に。私が小学4年生の時から一緒に過ごしてきたので、人生の半分以上一緒に過ごしてきた。ちょうど物心がついてだったので、一緒にいるのが当たり前だった。この日が来るのはもっと先だと思っていたのに、ついにこの日が来てしまったんだな。今になっていろいろ考える。ひめちゃん、最期は苦しくなかったかな。2年前位から段々弱っていったけど、ここまできっと辛かっただろうな。でもひめちゃんの最期の時、お母さんが側にいる時で良かった。ひとりぼっちじゃなくて良かった。安心していけてたらいいな。きっともう楽になれたんだよね。15年前の5月17日に生まれて、15年後の同じ日にお空に帰る奇跡の子だね。ここまで頑張ってくれてありがとう。もう休んで大丈夫だからね。テーブルの上とかに置いてある食べ物を食べちゃってよく怒られて、りんごとみかんが大好きで、そのくせ犬用のガムとかは少し食べてすぐ飽きちゃうから、ちょっとかじったようなのがたくさん転がってて、いつも食い意地張ってたね。でも、泣いてる時はいつも涙を舐めに来てくれる優しい子で、いつも私に自分の体をくっつけて寝てて、寒い日は、熱くないの?って心配になるくらいヒーターの真前で寝てて、クーラーも一番当たるところに座って、毛をなびかせてておてんばですごく可愛くて可愛くて、愛おしかった。うちに来て、幸せだったかな。楽しかった?たくさんの愛あげられてた?今は悲しくて悲しくて仕方がないけど、ひめちゃんにたくさん感謝しているよ。たくさんの楽しさと愛おしさと幸せをくれてありがとう。うちに来てくれて本当にありがとう。離れていても、姿は見えなくてもひめちゃんずっと大切な家族です。ずっと想っています。向こうでたくさん遊んでね。たくさん走り回ってね。ひめちゃんのこと忘れないから、ずっと見ててね。15年間、本当にありがとう。またね。