この世の中にスモールキスなる物が存在すること

あなたに出会って初めて知った 


地下鉄の階段を ハイヒールの私の手を取って駆け下りたあなた

別れ際に 私の顔を覗き込んでくれた ファースト・スモールキス


動けずに居る私を残して  

次の瞬間 姿を消したね


あれから私は スモールキスの虜で

今では あなたに会う目的は

ほとんど 別れ際のスモールキス


会った瞬間に そのことを思うの

どうして あんなに 短い瞬間に 正確に

唇を重ねることが出来るのか いつもいつも不思議に思うの


スモールキスのあと 後ろを振り向くと

微笑んでいる人と目が合った