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『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』という映画の完成記念記者会見のもようをテレビでチラリと見ました。

そこで気になったのが主演の薬師丸ひろ子さんと阿部寛さんの年齢です。

二人とも1964年6月生まれの42歳。

そしてタイムスリップする先が17年前の1990年、バブル経済の崩壊期という点。

この「42」と「17」という数字で、ある物語を思い出したのです。

私にとってタイムスリップのお話といえば、北村薫さんの『スキップ』。

スキップは17歳の女子高生が25年の時空を越えて42歳になった自分の体に宿るというストーリーです。 

考えてみれば、逆のパターン(42歳から17歳へ)は望ましいことなのでタイムスリップの題材としてよく使われているかもしれませんが、このパターンは珍しいのではないでしょうか?

17歳の女の子が一気に42歳の体を背負い込むわけですから実に残酷です。その上、夫も17歳の娘までいるのです。

ところで、42歳の主人公真理子の職業は高校の国語の先生で、17歳で女子高2年の教えられる立場
から高3を教える立場になるというのも、北村薫さんが県立春日部高校で国語の先生をなさっていた経験からか、イキイキと描かれていて楽しかったです。

最後にこの本の「付記」をご紹介します。

《時と人》についてのプロットは三つ持っていた。まず書くつもりだったのが『ターン』。
次が、この『スキップ』である。 実際の取り掛かりは逆になった。
遅々として進まず、最初にお話をいただいてから、何と入学した小学生が卒業するだけの
時間がたち、ケン・グリムウッドの傑作『リプレイ』が出てしまった。となれば、題がつき過ぎる。 
しかし、言うまでもないことながら、命名は作者にとって必然のものである。
『スキップ』は《早送り》であるとともに、主人公の、仮に歯を食いしばろうと、失われることのない
軽やかな足取りに外ならない。 動かせない。 了とされたい。
                                 北村 薫

そして、私はこのあと当然のようにケン・グリムウッドの傑作『リプレイ』を読んだのです。
そのお話は、また後日。

はっ!! 北村薫さんは、1949年生まれ! 村上春樹さんと同じ!

という具合に、何故か人の年が気になるお年頃です。。。