日本がGDPで世界4位に転落しました。

原因といいますか、要因は色々あるかと思いますが、一つには

 

価格に反映できない過剰品質

 

だと思います。

 

 
例えば、バイトテロ。
先日、回転寿司屋に行ったら、寿司が勝手に回っているのではなく、
注文した寿司のみが、テーブルに配膳される仕組みとなっていました。
 
業界一位の店舗数のお店でバイトテロがあったからです。
 
ここの店舗数は500店舗以上。
 
ただ、一店で発生したバイトテロのために、大幅な設備投資をしたわけです。
(通っているわけではないので、バイトテロの前から対策済だったかもしれませんが。)
 
つまり、発生頻度が0.2%以下の対策を行ったわけです。
 
 
私は働きアリの話を信じています。
10匹の働きアリがいると、2匹は優秀、6匹は映卯、2匹はサボる。
その2匹を集めて10匹の集団にすると、2匹は優秀、6匹は映卯、2匹はサボる。

になるそうです。

 

実際、私も社会人経験を積み重ねて、この事例は事実と思っています。

この8割という数字に注目しています。

 

ドイツに暮らした経験から、ドイツでは、公共設備は、この上から8割を相手にしているような気がします。

 

例えば、ドイツに住んでいる外国籍の人数は2,200万人と、27%程度ですが、

観光地以外で、ドイツ語以外の表記なんてありません。

ま、英語は時々あるから、そこでなんとかするんでしょうけど。

 

一方日本では、上記のように0,2%の発生事例に対応し、それを価格に上手く転嫁できているのかどうか。

 

そのドイツの公共交通機関では、改札でのチケットチェックなどなく、抜き打ち検査で

もし、チケットを持ってなかったら、外人だろうがなんだろうが、40ユーロ(約6,500円?)の罰金です。

 

私は、この制度がいいと思っていて、バイトテロなんかに対しても、淡々と損害請求をすればいいと思います。

……これは普通に皆さん賛成かと思いますが。

 

 

とにかく、マスコミで報じられたほんのわずかな事件に、各社多大な費用を負担している点が

GDPを下げている一因ではないかと思います。