若者の孤人化と農～雑誌記事から ④ 解決方法を考える際に一番重要なこと。

若者の引きこもりを社会問題としてとらえた場合
どう解決していけばいいのか言及する中で
亀山氏は重要なのは
自分たちがその引きこもっている状況から
どうやって内発的に自らの意志で克服する方向に向かうかということだ
と書いています。

指導者や他者の善意による強制的な導きでは
その関係が新たな抑圧になることがあるからだそうです。

勿論個々には支援者によって引きこもり脱出ということもあるでしょうが
生身の関係を持つことが苦痛になっている人たちに
そのようなつながりを強調することは
抑圧の上塗りになってしまいかねず
やはり引きこもっている若者の内発的な要求に即しながら
自発的に乗り越えていくような方法を考えなければならない。
そういった意味でも農業の可能性は高い　と書かれていました。

農に携わったことがなく
あまりそういった環境を想像できない私にとっては
結論のだから農という部分は
ボランティアやニッチの分野での事業立ち上げ
ＮＰＯなどの活動にとって替わることも出来るだろうと思いましたし
亀山氏ご自身もそういった方面にも期待していると書かれていました。
ただやはり構造的には農が果たすことのできる役割は
大きいというのが氏のお考えのようです。

とにかくこんなふうにして
引きこもりからの脱出を考えて
アイディアを出し合っていくのは
とても良い事だと思いました。

あとは是非　現実にそういう支援体制が作られて
普及していって欲しいな　と思いました。