親が油断するとすぐ涙が出そうで必死でこらえているのに対して
息子の方はこちらが様子を見る限りあっさり淡々としたものでした。
そして言葉のはしばしには これからの生活への期待が感じられます。

こんなに英語ができないまま留学なんてしていいのか と
内心 不安な私の気持ちとは裏腹に
息子の方はそんなことも何も心配していないようでした。

ただ、近所のショッピングモールに買い物に行ったときには
思い残しがないようにと好物の食べ物をいつになく丁寧に吟味しながら選んだり 
珍しく帰り道で後ろを振り返り
あー しばらくはここに来ることもないなぁ 
と眩しげに名残惜しそうに街の景色を眺めたりしていましたけれどね。
ちなみに息子の好物は酒の肴になるようなものがとても多いです。
カワキモノ とか珍味とか。^^;
将来は絶対いける口だと思います。

そして昼過ぎには
息子のペット と言っていいほど息子がかわいがり
なついていた我が家の猫と別れを告げ
制限重量ぎりぎりまで詰め込んだ重いスーツケースを持って
電車とバスを乗り継いで家族で飛行場へ。

危なっかしく感じて思わず世話を焼きたくなる私を 夫が
全部 息子にさせるように。
これからは何でも自分でやらなきゃいけないんだから
これも練習だよ。

と横から制し、息子も夫の言うことに無言でききながら
私たちの数歩前をどんどん歩いていきました。

男親ならではの愛情のかけ方を
息子も心の中で感じていたのではないか と思います。

      続く