今日は息子の卒業式でした。
息子の学校は中高一貫校なので
卒業式と言っても形式的なもので親も式には参列しません。

とはいえ 息子にとってはこれで今のこの学校とはお別れ
4月からは全く別の道を歩むことになっています。

ということで 卒業にかける思いは彼なりにいろいろとあったようです。

親は卒業式のことが話題に上るのを避けていたのですが
息子のほうから自ら参加する と言い出して ということは
先日の記事でもちょっと触れました。

当初は 息子は卒業式には出ないけれどお楽しみ会には出たい
と考えているのかと思い 学校側もそのように把握していたのですが
よく本人に聞いてみると逆で 
卒業式だけ出た後 お楽しみ会には参加せずに帰ってきたい
との希望を抱いていました。

なので いろいろ段取りのことも考え 慌てて学校にその旨連絡し
快くお待ちしてます という承諾をいただいてました。

で、今朝

夜中に目が覚めて そのまま朝を迎えた息子。

朝の4時台にはシャワーを浴び
制服に着替え
朝ごはんを食べ
とちゃくちゃくと段取りを踏んでいたのですが
出かける1時間くらい前からそわそわしだし

卒業式だけでるなんて ずるく ないかな?

と言い出しました。

そんなことないよ。区切りだもの。

と私が答えると そのまま考え込んで 自室にこもり
そして 遅刻しないリミットの時間頃に私のところにやってきて

やっぱり今日行くのやめる。

と言いました。

昨夜からの頑張りや 
その前から見せていた息子の学校に対する思い や葛藤を知っているだけに

そう わかった。

とすぐにこたえることは出来ずに

どうして?

ときくと 

だって 俺は半年以上も学校に行ってない。今日いきなり行くなんて無理だよ。

それに学校に行ってどうしても会っておきたい人もいないんだ。

と言い
床に突っ伏して目を抑えました。


鳴き声は出しませんでしたが 多分泣いていたのでしょう。

私は息子の震えている肩を少しさすってやりました。