店舗の巡回の合間。

数分前まで職人さんが手焼きをしてらっしゃった、お煎餅の香り漂う空間で一息。

どうしても、そこのラムネが飲みたくなって一息。

同僚Tさんは、冷やし飴で一息。

ラムネを飲んだのは多分もう、小学生以来になります。

田舎の夏祭りの時に買ってもらった記憶がありましたが、
その頃は、私が飲んだ事のあるラムネというのはプラスチック製のボトルしか無かったものでしたが。
(中のビー玉も”カラン”といわずに”ボロン”とかいう………)

こちらのラムネはというと…ガラス製の瓶ではないですか…!

と、喜び倍増で。

爪で小さくコツコツ叩いてみて、ガラスの音を確認しながらニヤニヤしてしまいました。

コツコツ…

コツコツコツ…

コツコツコツコツコツコツ…!



はよ飲めって。



自分でつっこむ前に、

「さっきから何してはるんですか?」
と、Tさん。

TさんはTさんで
冷やし飴が素敵な喉越しだったようで

「んーぃしかったぁ…」
と、小さく呟くので

「え?今なんか言わはりました?」

と私が聞くと、

「え?いつですか?何がですか?」

「え?さっきですか?」

「今です。何て言わはったんですか?」

「ていうか、さっきから何してはるんですか?」

的な。

疲れと暑さでいろいろと消耗し、噛み合っていないようなやりとりをしながら、

お店の方がお煎餅の試食を二人分取り分けて下さったので、
そちらをいただきながら、(そして素朴な味が気に入ってお買い上げ)

次の目的地に向けてエンジンをかける前に、
蝉の声を聞きながらもう少し…と放心状態になっていたら、



ゴーーーン



と鐘の音。



ゴーーーン



と、もういっちょ。



あぁぁ…

えぇぇ…
(訳:非常に良い気分ではないか)

もう言う事ないですわ…

というくらいに、ストーンと落ち着いてしまいました。

あの空気感。

夏休みが恋しい。