展示会中のある場面、

陶器関係の商品企画デザインの全般(箸置きから鍋まで)を担当しているMちゃんと、
瀬戸から来て下さっていた絵付師のKさんの、お二人が展示商品の前で、今後の話などを相談しあっていたところへ、

営業さんが、お客様を案内しながら陶器の展示コーナーに入り、

お客様は商品を目の前にすると、驚いたり笑顔になったり、という表情でじっと見入ってらっしゃり。

そのお客様の様子を見ながら笑顔になり、お互いの肩をくっつけていたような雰囲気のMちゃんとKさん。

それら全部の様子を繋げて見ていた私。


物を考える人、

物をつくる人、

物を伝える人、

物を手にする人、

それぞれの過程に携わる人達が今同じ場所にいて、笑顔になっているのを目撃しちゃった私。


胸がキュッとなった、とっても尊い光景でした。


ちなみに、陶器の原型師の方もブースに来て下さっていたそうで。
(絵付けの方とやり取りをされているので、うちの会社と直接のやり取りは無いのですが)

原型師さんは、大量の仕事をこなしながら、”絵付けをする前の段階”までしか見る事が無かったため、
完成形の展示商品の姿を見て、泣きそうになったそうです。


来て下さってたの!言うてくれたら!!

お礼が言いたかったのに。なMちゃん。


時間に追い立てまくられながら、可能な範囲で限界まではこだわれる部分もあれば、
「企業の仕事だから必要になる妥協」もあるのはやっぱり常で。

本当に自分がやりたいようなイメージのデザインとは程遠いだの、割り切ったデザインだの、(割り切ってるけど本気)

悲しいことに、やりたい仕事と表面的にはとても近いようで、実態は、とても遠く感じる事も同時にあるけれど、

デザイン自体は一人で背負っているとしても、ものづくりは決して一人でしている仕事では無く、

泣きそうになるくらいに真剣な、現場の方の存在がわかると、
自分の仕事も尊いものだったと思わされ、勇気づけられる。


陶器の企画には私は携わっていないけれど、
私も瀬戸の工房まで見に行ってみたいな。