--------------------
2023年10月 肝臓へ転移ありの大腸がんステージⅣと診断。
2023年11月 抗がん剤治療(XELOX療法)開始。
(現在14サイクル目)
2024年1月 腸閉塞回避のためストーマ(人工肛門)設置。
2024年3月 XELOXに加えアバスチン投与開始。
2024年夏 北米から日本に帰国。それに伴い転院。
今のところとても元気に、ほぼ以前通りの日常を送っています。
--------------------
アメリカの病院と日本のF病院でのキモセラピーの違い。設備、その他。
●プライバシー
アメリカでは点滴室に入ったらまず体重を測るのだが、それを見たナースが、カウンターの向こうにいる別のナースに大声でその数字を告げる。(熱や血圧などの数値はブースごとに測ってそのナースがメモするのだが。)
ブースごとにカーテンがついているのは同じだが、F病院ではそのカーテンはきっちり閉めてくれる。アメリカではテキトーに閉めたり閉めなかったり。ナースが「マイケル、100kg〜」と告げた後に、100kgのマイケルが目の前を歩いていくのが見られたりする。
※アメリカでは基本的に重さの単位はパウンドだが、病院ではkgで記録していた。
●チェアなどの設備
F病院のチェアのリクライニング(頭と足)は電動でラクラク。しかもテレビの乗ったテーブル付き。テレビを見る時はイヤホン持参してくださいとのこと。
ナースコールも付いている。アメリカでは何かナースに用がある時は「すみませーん!」と呼ばなければいけなかった。
アメリカではチェアのリクライニングは手動。
テレビは置いていなかったけど、パソコンや携帯で(イヤホン無しで)YouTubeを見たり電話したりも自由で、割と賑やかだった。電源も確保できた。うるさく感じたことはないけど、いびきは時々ものすごくうるさかった。
ナースの方々が周りで楽しそうにいろんな話をしていて明るい雰囲気なのは、日本もアメリカも同じ。
●いろいろ丁寧
F病院ではオキサリプラチンを体に入れる時に、点滴をしている腕の下と上に温めてくれる保温器を置いてくれる。
アメリカでは温めた毛布(タオルではない)をドサッと腕の上に置かれる。当然すぐ冷める。
F病院では薬の内容の説明、点滴スケジュールの説明、問診などがとても丁寧。小冊子をもらえて、それを見ながら副作用など細かく口頭で説明してくれる。何でも聞ける雰囲気もあって、ありがたい。アバスチンやオキサリプラチンの投与量を初めて知った(減薬後の量は紹介状で知ったが)。薬を入れるスピードまで、毎回全部教えてくれる。
アメリカでは聞かないと何も教えてくれない。点滴中、「今は何を入れているの?」と聞いたら「ただの水よ」と言われたことも。多分、フラッシング用の生理食塩水だったのだと思うけど。
●食事
F病院では匂いや音のしないもの(飲み物、飴、ゼリーなど)は飲食OKだが、それ以外の食事は禁止。点滴治療を受けている人の中には匂いや音に敏感になっている人もいるためだという。
アメリカでは何も言われなかった。点滴が長時間にわたるのでランチも出た。
●薬の副作用
キモセラピー後の数日間の、冷たいものを触ったり口に入れた時の刺激、食事の最初の一口の刺激、手足のしびれ、シミ・そばかすの増え方、手のひら足の裏の荒れ具合(赤くなったり皮が剝けたり)、全てアメリカの時に比べて今の方が軽い気がする。何が違うのだろう。薬の量は却って少し増えてるくらいなのに。
単に日本がちょうど暑い季節だったからか。日本に帰ってきたことで、私がどこかで精神的に安定したとかもあるのだろうか。
♫ おまけの写真コーナー ♫
今年5月の母の日に送ったカーネーション。切り戻しを重ね、なんと5カ月も花を咲かせ続けているそうです。母もカーネーションもすごい!