--------------------
2023年10月 肝転移ありの大腸がんステージⅣと診断
2023年11月 抗がん剤治療(XELOX療法)開始
(現在19サイクル目)
2024年1月 腸閉塞回避のためストーマ設置
2024年3月 XELOXに加えアバスチン投与開始
2024年夏 北米から日本に帰国。それに伴い転院
2024年9月 頭蓋骨転移発覚
2024年10月 放射線治療終了
2024年12月 XELOX療法からIRIS療法へ変更
2025年1月 イリノテカンのみへ変更
体調の波はあるけど、 今のところだいたいとても元気に、
ほぼ以前通りの日常を送っています。
--------------------
12月19日、新しい治療「IRIS(イリノテカン+S-1)+アバスチン」開始日。肝臓の値が悪くなってはいるが、効いてくれることを願って。
副作用として、脱毛に関してはもう準備が出来ているが、吐き気や倦怠感、下痢などが起こる可能性について先生や病院の薬剤師やナースから何度も説明を受ける。早い人だと、点滴中にお腹が痛くなる場合もあるとのこと。
よし、何が来ても大丈夫なよう心の準備を、と思っていたら、点滴中に早速お腹がゴロゴロしてきた。来たか、と思ったらまだイリノテカンを入れる前の吐き気止めの点滴だった。気が早すぎる。
IRIS療法は、オキサリプラチンと違って血管痛は無いと言うので、点滴中の腕を温める装置も不要、痛み止めの点滴も不要だった。
相変わらず、採血の時と点滴の針を入れる時は痛みがあるが、それ以外は痛くも痒くもなく、無事終了。新しい抗癌剤に対する緊張のせいか、いつもよりちょっと怠く感じるくらいだった。
IRIS療法へ変更する直前と、3回目を終えた後の違い
■副作用として聞いていたものと、結果
・吐き気・嘔吐 →多少吐き気はあったが嘔吐はなし
・倦怠感・疲労感 →初回のみ数日間あり
・口内炎 →なし
・発熱 →なし
・下痢 →なし
・血圧上昇 →低血圧のまま
・脱毛 →1ヶ月半ほどで少しずつ開始
・貧血 →酷い貧血に(1月に輸血)
■IRIS療法に変更後の効果
・AST(GOT) 143→66 (基準値:13~30)
・ALT(GPT) 66→34 (基準値:7~23)
・LD(IFCC) 549→366 (基準値:124~222)
・ALP(IFCC) 428→264 (基準値:38~113)
・γGT 160→87 (基準値:9~32)
・CRP 1.18→0.31 (基準値:0.14以下)
と、軒並み激減!素晴らしい効果!
もちろん、基準値にはまだまだで、油断は禁物だが、それでもすごい。
J先生も、目論見が当たりましたね、とニッコリ。やはりやってみないと分からないのだろう。
手足のしびれもほとんど気にならないレベルになっていて、ありがたい限り!
一方、上げなければいけない血液の値が下がってきているので、それが課題。
しかし低血圧は元からだし、貧血は輸血で解決したので(次回書く予定)、今、がん治療の影響で困っていることと言えば、頭痛(頭蓋骨転移の際のコブがまだ残っていて、鎮痛剤が欠かせない)と鼻血(時々鼻にティッシュを詰めないといけない程度)くらい。
本当にありがたい。
余談
ブログの元にもなっている、日々付けている病気の記録を読み返してみると、肉体的に大変だったこと、精神的に大変だったことも割とあったのが思い出されるのだが、結構すぐ忘れているということが分かる。
毎日の目標は、「この日一日、私が幸せであれば良い」なので、私グッジョブ。
この調子で行こう。
【左】ストーマにして最初にアメリカでもらった、ストーマ用製品一式。
【右】今使っているもの。バッグ本体だけ。
いろいろなメーカーのいろいろなタイプを試したが、結局これに落ち着いた。アメリカでもらったものと同じメーカー(Hollister)だが、タイプが違って、この本体だけで私には十分。数日に一度取り替えるものなのだから、シンプルが一番助かる。
(詳しく知りたい方はDMください)