脇汗とニオイ対策に制汗剤を使いたいけど、肌の黒ずみが心配という人は多いと思います。
特にノースリーブを着たい女性にとっては脇の黒ずみは絶対に避けたいでしょうし、そもそも誰だって黒ずみたくはありませんよね。
今回は制汗剤と脇の黒ずみについて書いてみました。
脇汗を抑える(ニオイを防ぐ)ことと肌の黒ずみを避けることはトレードオフの関係
「脇の黒ずみを避けながら脇汗対策も完ぺきにしたい」
これが多くの人の願いだと思いますが、私の結論は・・・
どちらか一方しか手に入らない、です。
つまり、脇汗やニオイを完ぺきに抑えたいなら、ある程度の黒ずみは覚悟しないといけませんし、
反対にちょっとでも黒ずみたくないなら、ある程度の汗やニオイは受け入れる必要があるかと。
何かを手に入れるためには、別の何かを犠牲にしなければならない、まさにトレードオフの関係ですね。
ただ、決して”0か1か”ではなく、汗やニオイを抑えながらも黒ずみは最小限にとどめることはできるはずです。
そもそもなぜ制汗剤を使うと脇が黒ずむのか?
脇の黒ずみの正体はメラニンです。
制汗剤に含まれる成分の刺激や、繰り返すスプレー噴射による物理的な刺激によって、皮膚がメラニンを作り出してしまうんですね。
メラニンというと紫外線によるシミを思い浮かべますが、実は物理的な刺激によって発生することもわかっています。
脇の黒ずみを避けるために
とにかく肌への刺激を少なくすることが肝心。一日に何度も制汗剤をつけ直すといった行為は、確実に黒ずみの原因になります。
ですから制汗剤の使用は最小限にとどめたいところですが、夏などは汗をいっぱいかくためそうも言ってられませんよね。
ただ、常識的な使い方をしていればそれほど心配する必要はないというのが私の考えです。
30分おきにつけるとか、一日に10回も20回もつけ直すとか、そうしたとんでもない使い方さえしなければ大丈夫かと。
朝の出勤前につける
↓
昼休みに汗拭きシートで拭いて制汗剤を使用
↓
夕方汗拭きシートで拭いて制汗剤を使用
これくらいなら経験的に言って問題ないと思います。
私の場合は塩化アルミニウムでバシッと汗を止めて、万が一 出先でニオイが気になったときはスプレーを使ったりします。
こうした制汗剤との付き合いかたを長年にわたって続けていますが、現在の私の黒ずみ具合はこんな感じ。
どうでしょうか?赤丸で囲った部分がうっすらと黒ずんでいますよね(※右下の黒いところは影)
でも私にとってこれくらいならまったく問題なくて、むしろ脇汗が止まるメリットのほうが大きいんですよ。
だからこれくらいの黒ずみは受け入れています。
また塩化アルミニウムはたしかに痒みなどの刺激は強いですが、そのかわり毎日塗らなくていいのでかえって脇の下を休めることにつながるのかなと。
むしろスプレーを毎日噴射するほうが肌ダメージは大きいのではないでしょうか?
自分に合う塩化アルミニウムの制汗剤が見つかれば、意外と黒ずみは回避しやすいと私は感じています。
どうしても脇が黒ずむのが嫌ならボトックスという手があるけど…
「私はノースリーブを着てオシャレを楽しみたいの!だから脇の黒ずみは絶対に避けたい!」
そんな場合は制汗剤ではなく、病院でのボトックス注射のほうが安全です。
ボトックスを一回打てば制汗効果が4~9ヵ月ほど続きますので、肌が黒ずむリスクは制汗剤より少ないでしょう。
ただ、人によっては効果がすぐ切れてしまったとか、ワキガのニオイは抑えられなかったなどのデメリットも。
また保険適用でも3万円前後という値段で、しかも医師が重度の腋窩多汗症と診断しなければ費用は実費となります。
これはつまり、いくら自分が脇汗で悩んでいても軽度と診断されたら保険が適用されないということ。
なかなか難しいですね^ ^;
じゃあ、その他の治療方法は?
たとえば電磁波照射系のミラドライがありますが、これは切らない治療ということで肌に優しいと言われていますが、どうやら個人差があるようです。
以下のIAIさんのブログがとても参考になるのですが、かなり痛々しい状態になっていますよね。。。
ここまで晒してくれるIAIさんには感謝しかありません。みなさんも心して読んでみてください。
ということで、制汗剤にしろ治療にしろ、脇汗を抑える(ニオイを防ぐ)ことと肌の黒ずみを避けることはトレードオフの関係というのが私の結論になります。
どこまでを求めて、どこまでを受け入れるかですね。
あと、メインサイトでは脇の黒ずみ以外にも、制汗剤を使うことによる影響をまとめています。よろしければぜひ読んでみてください。
⇒制汗剤は危険?脇汗は止めたいけど体に悪いんじゃないかと心配なあなたへ