休みの朝。
休みの朝ってなんて清々しいのでしょう。
特に次の日も休みとなると格別。
先日もちょうど休みだったので
昼間
私なりにちょっと気取って
品川のスタバに行ってみた。
平日のちょうど昼時だったためか、
サラリーマンやOLさん、就活生で混み合っており、
席に案内されるまで少し待たされた。
私が案内された席は入り口の近くだったため、
席が空くのを待つお客さんの
「早く空けろ」
と言う視線を背中で存分に感じながら、
優雅にコーヒーを嗜んでいると、
60~70歳台くらいのおじいちゃん5人組が入ってきた。
そのおじいちゃん5人組は
店の入り口に並んでる人々を完全無視して、
ズカズカと店内へ入り席を物色し始めた。
いや、
年相応に視力の衰えはあるとは思うけれどさすがにすぐそこに並んでる人達は見えるだろ。
と私が心の中で勝手に突っ込みを入れていると、
店員さんが慌てて駆け寄り
「お客さま。只今大変混み合っております。席が空き次第ご案内致しますので、あちらでお並びになってお待ち下さい。」
と丁寧に、案内をした。
すると先頭にいたボスらしきおじいちゃんが
「5人。」
と手をパーにしながらぶっきらぼうにグループの人数を答えた。
いやいや、じいちゃん今の聞いてたかい。
年相応に聴力の衰えはあるとは思うけど、さすがに店員さんの口調と雰囲気で察しておくれよ。
というか5人のうち誰かは聞こえろよ。
というかただでさえ混み合ってるのに5人席の確保はちょっと困る~
とまた心の中で勝手に長めの突っ込みを入れていると
店員さんが
「申し訳ございません。もう少々お待ちください。お席2名様、3名様に別れてお座り頂く形になりますが宜しいでしょうか?空き次第すぐにご一緒のお席にご案内致しますので。」
と、おじいさん達が気を損ねないよう、丁寧に丁寧に案内をした。
しかし聞き分けのないおじいちゃん達、特にボスはブーブー文句をぶーたれ入り口へ並ぼうとしない。
なかなか話は進展しないままおじいちゃん集団と店員さんがやり取りを重ねていると
ボスが突然
「コーヒー飲みにきたんじゃないんだよ!
商談に来たんだよ!」
と大きな声で言い放った。
なら帰れ!
店員さんも会話を聞いていた他のお客さんもきっと同じ突っ込みを入れたと思います。
びっくりしすぎてキャラメルスチーマーを吹き出しそうになった。
その後気をきかせたお客さん達が次々と席を立ち、ほんの2~3分ほどで
おじいちゃん集団は無事5人で席に着くことが出来ていた。
商談に来たんだ!はしばらく私の中でブームになりそうです。