朝学校に行くとき、とても風が強くて、


スカートがヒラヒラなった。


頭の中で「おぉ!しずかちゃん状態!」とその現象に意味不明な名前を付けてしまった。


学校に行くまでに、結構な坂を登っていくのだけど、

後ろを歩いている女の子に、

絶対パンツは見せないんだから!

と意識過剰な勘違いをしながら、女子高生が駅の階段を登るときにやるあれをやっていた。

あの、そんな気になるならスカートの丈もっと長くしろよ!て世の大人の方々が思っているあの行動。

あの手で押さえたりカバンで押さえたりのあの行動。


私の前を歩いている女の子も

私なんかにパンツは絶対見せてやらないんだからね!と言わんばかりにスカートを押さえ込んでいた。


私は下に江頭スパッツをはいていたので別にパンツは見えないんだが一応。

そして、坂も無事に登りきり、ホッして校舎へ入るとき、








足を滑らせた。







思いっきり前に手をついて、逆ブリッジみたいな形になった。

もちろんスカートなんてめくれ上がっていたんだろう。



ずっと私の後ろを歩いていた女の子は、

私の横をものすごい細かい小走りで通り過ぎて行きました。










ごめんよおぉお~~~~~~~~~。





朝から信じられないものを見せてしまったね~~~~~~~~~~。


びっくりさせてしまったね~~~~~~~~~。

あんなに押さえていたのに全く意味なかった。



パンツは見えてないけど、前を歩いている人が突然転んでえがちゃんスパッツ丸出しな格好になっていたら、私だって気まずすぎて駆け出す。

靴が滑るのが悪いんだ。
もちろん私はクールにその場を立ち去った。