恥ずかしながら、わたし。
22歳になりました。
みなさーんこんなんでも22歳になれるんですよーう。
と叫びたい。
家族に祝ってもらった誕生日は、
「お金あげるから自分でケーキ買ってきな。」
と言われ、軽く疑問を感じながら、一人でケーキを買いに出た。
選んでるときは結構幸せだった。
贅沢にFLOのタルトを4種類選んでワンホールにした。
心の中ですごく悪い顔をして買った。
そして、家へ帰ると、
「今日の夕飯は好きなものにしてあげるよ。何が良い?」
と聞かれたので、
ワクワクドキドキしながら悩んでいたら、
すでに豚汁が作られており、
軽く疑問を感じてる間に食卓に並んだ。
別に豚汁は好きだけど、わたしのNO,1じゃ、
ないよ。
このまま豚汁が一番好きだという設定にされたくないわたしは、
台所へ行き、母に、
「今日私の誕生日会なんだから卵焼き焼いてよ。」
と、自分でもなんて健気で素朴で涙が出そうなくらい良い子なおねだりなんだ!!
と、胸が熱くなるお願いをした。
わたし、家の卵焼きが大好物なんです。
「あ~、明日のお弁当にも使えるし、いっか。」
と、軽い感じで承認された。
明日のお弁当に使えなかったら作ってもらえなかったのかと、
軽く疑問を感じながらビクビクした。
家での誕生日会はケーキと卵焼きがある辺りのみが特別で、
あとは、何ら変わらない通常の夕飯だったけど、
嬉しかった。