夕食時、妹が眉間にしわをよせていたので、
どうしたのかなと思いながら声を掛けないでいたら、

「いつも食べることに疲れてしまう…。」

とつぶやいたので

母と
「頑張れよ。諦めんなよ。」

と松岡修造並みの熱さで励ましてきた。

そんな母はこの前
熱心にスピーチの練習をしていたので

「何やってんの?」
と聞くと

「主演女優賞を貰うようなことがあった時のために練習してんのや」

と。

しかも

「ちょっと聞いてて!これでい?!」

と言われ、その瞬間物凄く体がダルンダルンになったので

「うん、いいんじゃない☆」

と言って急いで逃げました。

リビングからは

「私一人が頂いた賞ではありません。皆さんの代表として頂いたものだと思って…なんちゃらかんちゃら…あ、間違えた☆」

という声を背に物凄い真顔でレポートを打ちました。


日常茶飯事。
朝飯前。