今日高校時代の女バスと会って帰ってるときの事。

乗り換え途中だった。

ちょうど電車が来たようだったので走っていたら、

前を走っているサラリーマンが突然立ち止まった。

そしてサラリーマンはそのまま前に倒れこみ、

ゴンッ!

と鈍い音がして
そのまま動かない。

前を走っていたOLさんらしき女の人も振り向いて立ち止まりかけたが、電車が来ているので行ってしまった。




え。

どうしよう。

どうしよう。


とりあえず走り寄り

「大丈夫ですか!大丈夫ですか!」

と肩を軽くたたきながら慌てて声をかけてみた。

「ん…。」

と言って
サラリーマンは少し動いたが、とたんに赤い血が床にポタポタと落ちた。

ビックリして、
鼻血か!?今ので鼻を打ったのか!
と思いながら

「大丈夫ですか!ちょっと待っててください!」

と声を掛け、ダッシュで駅員のところへ行き、

「すみません!エスカレーターの前に鼻血を出して倒れている方がいるんですけど!」

と言い捨て、急いで戻ると、床が真っ赤な血で斑点模様のように染められていた。

…どうしよう。


よく見ると鼻血ではなく目の上を深く切っているようだった。

駅員さん遅い!
早くきて!

と思いながらカバンに見えたティッシュを掴み取りサラリーマンに当てる。

サラリーマンも意識が戻ったようで

「え?あれ?あれ?」

と言って混乱していた。

血を手でぬぐい出したので

「しばらく押さえてたほうがいいと思います!」

と(たぶん裏返った)声をかける。

やっとたどり着いた駅員さんも意外と出血してるこの状況をみて混乱したのか

「えっと…お客様大丈夫ですか?大丈夫ですか?」


とオロオロしていた。

私もそれを見ながらオロオロして


「取りあえず止血したほうが良いと思います!ガーゼかタオルみたいなものとか!」

と動揺しながら(たぶんかなり小さい声)で言うと

駅員さんは

「あ。はい。」

と言い走ってティッシュだかガーゼだかを取りに行った。

わたしは取りあえずもっていたティッシュを何枚か当てながらオロオロしていて
そんなことをしていると駅員さんが戻ってきて

「もうすぐもう一人駅員がきますんで!」

と私に向かって言った。

それを聞いて見たことも会ったこともないもうすぐ来るであろうもう一人の駅員が

スーパーマンかのように感じた。

というかそんな感じに取れるような言い方をされた。





この人もかなり動揺してるんだなぁと思いながら、

「はい!わかりました!」

(何がだろ。)

と答えると

サラリーマンが突然私の目を見てしっかりした口調で

「本当にありがとうございました。大丈夫なので。すみません。ありがとうございます。」

ともう行ってくださいと言わんばかりににお礼を言ってきた。
こんな小娘に付き添われるのも確かにちょっと恥ずかしいかなと思い


「あ、は、はい。」

とかなりキョドキョドしながらオロオロエスカレーターに乗りその場を去った。

その後ホームで乗り逃した次の電車をしばらく待っていたのだが、

さっきのサラリーマンが気になって、

もう一度階段を下り、駅員室に行こうとすると、


先ほどのサラリーマンが救急隊員にタンカーで運び出されるところだった。


意識はハッキリしていたので大丈夫だと思う。

が、突然のことでかなり動揺してしまった。

今日は昼間の母性実習の演習の事や、
なおちゃんとあゆみと楽しく喋った事や、久々に会った女バスと過ごした楽しい飲み会話を書くつもりが、

こんなことになってしまって…。


ほろ酔い気分も一瞬で覚めました。


駅からの帰り道は、無駄に自転車を猛スピードで漕ぎまくり

「うー泣」

と小声で言っていた。

前にも感じたが本当に衝撃的な場面に出くわした時はその場はある程度冷静に対応できるが、
後から足が震え出す。


しかし目の前で起こった突然の出来事にオドオドオロオロしてしまう自分に、
あー救命救急にはいけないわーと思った(汗)

また女バスとの楽しかった時間も書きたいと思ってます。