諸説あるが15世紀、記録上スコッチウイスキーの最古とされる命の水「アクアヴィテ」
それを生産したとされる修道士ジョン・コーが所属していた「リンドーズ修道院(リンドーズアビー)」。16世紀には廃墟となっていたこの「聖地」において、約500年ぶりにリンドーズ・アビー蒸溜所が稼働。この聖地で最初にリリースされたのが「アクアヴィテ」
実はコレ、樽熟成していないのでスコッチウイスキーではありません
ウイスキーの起源は、蒸留したウイスキー(ニューポッド)に薬草やハーブを漬け込んだものだったと考えられています。まさにそのウイスキー発祥の地が、ここリンドーズアビー蒸溜所でした。
この蒸溜所のリリース第一弾、大麦を原料にポットスチルで蒸溜してできたニューメイクに、蒸溜所の敷地内で採れたスイートシスリー、レモンバーベナ、クリーヴァー、ダグラスファーといったハーブを7日間浸漬し香りづけが行われています(表記参照)。
遥か昔の人々が愉しんだウイスキーとはこんなものだったのかと考えさせられました
さて、そのお味はというと嫌味のないハーブの香り、大麦由来のモルト感、そして自然な甘み(糖類は一切添加されていないらしい)で結構いけました
「樽熟成していないなんてウイスキーじゃない」なんて言わずに、ウイスキー愛好家なら一度は飲んでみるべきだと思いますよ。美味しいし