なんだか腹の立つ事が多いので昔話でも。ってそんな暇ないんだけど。
高校の時、遠距離通学だったんだけど教科書を学校ロッカーに置いてたんですね。
中学のときは肩かけ鞄で全然重くなかったのに高校に入った途端の皮革の学生かばんでしょ。それで手にまめができるわ重いわでもう大変だったんですねそれに帰ってから勉強っていっても全教科できるわけないじゃないです翌朝も早いのに。日本史なんざ資料集や便覧などたくさんあるし何といっても重いので。そしたら学校の先生に抜き打ち検査で見つかってね今だったらプライバシーがどうのこうのあるんだろうけど当時はなかったからね。全員没収されてその先生が燃やすって言うんだね。
教科書って結構高いんでしょ?そんなことされたら親にバレるじゃないのはっきり言って学校の先生よりうちの親の方がよっぽど恐ろしいんだから。それはまずいということで普段私が一番嫌悪しているやり方で許してもらった。それは泣き落とし。
「ごめんなさい もうしません 許してください」と泣きながら訴えた。そうかジュヌビエーブ、そんなに反省してるのなら、今回だけは許してやろうということでその場は無事に収まったやってみるもんだな。私だってやろうと思えばできるんだよ、泣き落とし位。
ところがところが仲間内で一番ツッパってたというか自分を持ってる女の子がいて、チエちゃんという子だったんだが、
「あの先生に頭を下げるぐらいの死んだほうがまし」
ということでチエちゃんの教科書は学校の焼却炉へ本当に焼かれて行った。その子がいうには、「ジュヌビエーブ、誰がやっても驚きはしないが、あんたがあいつに頭を下げるなんて思わなかった」と、まるで見損なったみたいな言い分だそれは仕方ない。数万する教科書を一から買いなおすなんてことは我が家ではできないというか親にいえない。友達の心より金かと思われるかも知れないが、やっぱり私にはそれはできない出費だった。それと同時に思ったのは焼かれた教科書のこと。教科書には何の罪もないのに焼却炉の露と消えた本のことを考えるととてもかわいそうになった
ああ、またまた暗い方向に
しかし学校に置けなくなった教科書
そのことで私はその後大変な騒ぎを起こすことになるのだが、別の機会に譲ろうと思う。
ってか、前書いたかもしれんね。