〇〇祭に行きたい

 今日現在、昨日から始まった「長崎くんち」の中日である。長崎市の中心部の街がそれぞれ毎年持ち回りで踊り町と言う当番があって、その当番のところで長崎の諏訪神社で、出し物をする。をすると言う、秋の大祭だ。なんで出し物をするのかと言うと、諏訪神社の神様がお神輿に乗って大波止まで旅行する。そして帰っていくそれだけのことだ。それだけのことに長崎っ子は夢中になって、出し物を追いかける!口笛最近では人気の出し物はここですよと追っかけアプリまで出てくる模様。

 神様の旅立つ前に各踊り町の「行ってらっしゃいませ。」の出し物も見所だが、まず初日の見世物は、諏訪神社の階段をお神輿がスピードを出してかけ降ると言う…階段恐怖症の私には信じられないようなことをやってのけるガーン


そして、神様の旅の行程には、所々坂があるのだが、県庁坂を駆け下りるのも見所だ…と言うとがばかの一つ覚えのようだが、それでもそのド迫力は否定できない。全く危険以外の何物でもないのだが、と言うよりも危険だから勇壮なんだろうな…。ニヤリ

と。まぁここまで、郷土愛を感じるようなことを書いてしまったが、私はあまり長崎くんちが好きではない。これは長崎の1部の人々の祭りだからである。ごくごく市の中心街の限られた街の限られた人たちの祭りなのだ。私は高校時代にそれを身に染みて感じた。旧市街…昭和何年だったかな?多くの郡部の村が長崎市に合併されたのだが、それはあるトンネルを挟んで行われた。私たちはトンネルの向こうの人間だった。なので、なんとなく長崎くんちの踊り町の人たちのいわば選民意識と言うのを感じとったのだった。とは言え、私の高校は南部なので、踊り町の人は、諏訪神社のある東部から回されたごく1部の人たちだったのだが…しかし、トンネルより手前の南部という「田舎の中でも都会より」みたいなグレーの人たちwが大部分だったのだが。しかもほとんどトンネルあたりの人でさえ、しゃぎりの音がすると…なんて言おうものなら心の中で「なんば都会ぶって言いよるとやろうか?こんひとはおねだり」なんてどす黒い思いが渦巻く位複雑な思いをしていた。全くもってその人の勝手なのに笑


はあ?くんち?ペーロンの方がよかばいキョロキョロと思っていたし、実際そうだ。ペーロンの太鼓や鐘の音を聞くと、今でも胸の中が懐かしい思いでいっぱいになるニヤリきっとくんちを楽しんでる人もそうなのだろうなそう思うと、長崎くんちへのアンチな思いが少しは和らぐと言うものだニヤリ


だが、しかしある出し物を見てそれだけは私も夢中になるような圧倒的な魅力を感じ、子どもを連れて追っかけをしたことがある。が、残念ながら今年はそれは踊り町ではない。


今年の出し物の目玉が、ユーモラスな鯨の潮吹きと言うもの。子供の頃、親に連れられて見に行った時に、人混みの中、そのクジラの体の1部をチラリと見た覚えはある。目が波の様にユーモラスに笑ってる。




もう何十年前になるか…その根引き衆をしてた人の中に、私を長崎くんちの桟敷席に招待してくれようとした人がいた。が、 私は上に書いたような認識…喜ぶどころか、少々キレ気味で「私あんまりくんち好きじゃないんで」とお断りしたのは我ながら大人気なかったと今反省している。そのネビキの人は、驚いていた。これだから嫌なんだよ。選民意識は…そんな私に鯨の潮吹きの手ぬぐいを後でくれた。その人は今回はもう年寄り衆になっているのかなあ。

昨日は朝からテレビの中継が流れていたのだが、それを確かめる勇気がいまだにない。

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