2012年に更新をストップしていたブログを久々に更新します。
やはり瀬戸活は記録に残したいなぁと。昔の出来事も時間があるときに書けるとよいのですが。

2017年は瀬戸ファンにとっても大変充実した年でしたね。
舞台、映画、ドラマと様々なジャンルに色々な役どころで出演し、これがまた一癖あるキャラクターばかり。
そしてついに「平成29年度(第72回)文化庁芸術祭 演劇部門 新人賞」を受賞!
感無量です!今まで本当に賞には縁がないというか、タイミングが悪いというか。常にもう一歩という感じでしたが、ついにこの瞬間がやってきました!!
 

実は昨年の『関数ドミノ』。何回か本多劇場で観劇したのですが、一般の方の反応はもちろんのこと、業界の方らしき一団がいたり(ミキ社長が案内していた)、評論家らしき方がスタッフ相手にすごく瀬戸さんを褒めていたりと、それらしい場面にたびたび遭遇してしまい、自分の中ではかなり盛り上がっていたので、本当に受賞してよかった~!やっぱりそうだったんだ!

今年も良い年でありますように!



 

さて、今回は少し内容に踏み込んだレビューなど。


あまりに事前に難しい難しい連呼されていたので、個人的には、言われるほどではないかなー?という印象でした。
(もちろん、暗喩や演出意図をすべて理解したという意味ではないですよ!ストーリーを追うのには問題ないレベルで分かった程度です(笑))

お芝居ってもともとコメディやミュージカルでもない限り、ラストを明確にしない(言葉で説明しない)方が多いような気がするし。

結構ひと昔前の少女マンガとか小説とか、こんな感じに時系列が入り組んでいたり、ラストを読者にゆだねる形のものって多かったと思うんですよね。SFとか特に。

そういう意味でこの戯曲は人物像とか雰囲気が懐かしいというか、うん、30半ばの体には(笑)染み付いていてなじむ感じ。


というわけで2回目以降は細かいところを観察したり、ひたすら瀬戸くんを追っかけたりと様々な角度から楽しみました。
シーンや言葉のつながり、暗喩、演出意図なんかを瀬戸友さんと議論するのが楽しかったですねー!これも劇や映画のあとのお楽しみですよね♪

残念ながら今回3チームしか観られなかったのですが、これはチームによって感想が変わるだろうなぁ。
同じ場面でも4人の関係性が少しずつ異なるから、導かれる意図や雰囲気が違っちゃうんですよね、面白い。

考察するときには、同じチームに絞った方がぶれがないと思いますね。
赤と青なんかは、脚本が同じなのに、ここまで違うんだ!というくらい訴えてくる感覚が違いました。
…と、話の考察は長くなりそうなので、まずは周辺から。



■音楽と効果音
すごく好きなテイストで、また場面場面によく合っていました。サントラ欲しいくらい。
最後のシーンとか、ものすごく演出を引っぱっていましたよね。
あそこで感動できるのは、美術と音楽の力も大きいと思います。

劇中劇の効果音も、役者の動きに合っていて、リューベンがあの場を支配しているのが良く伝わりました♪



■衣装
今回はDステ最多の衣装の量ですよね、まちがいなく!
宝塚も好きな自分としては、目でも楽しませてもらったなー。

これはお友達の意見ですが、場面場面の色の用い方がすばらしかった。美術さんとの合同作業だと思いますが。
「空の庭:金色」→「淋しいマグネット:モノトーン」→「ラストシーン:色であふれる」って感じで、場面のコンセプトと視覚的なイメージがばっちり融合していました。



■舞台装置、美術
あの崖はいいですね!リアルでも劇中劇でも違和感ない。
そして奈落のところ。あれ、オケピ用の穴でしょうか?下の方に当たる青い照明が、本当に波間が下にあってそれが反射しているように見えて良かったです。

最後のあの装置はジブリ作品に出来てきそうなファンタジーな装いでマル。


こうして書き出してみると、いろんな皆様の力であの舞台が出来上がっていたんだなぁ、と。改めてスタッフ方のすごさを感じます。


(続く)

今さら感想?とお思いでしょうが、ネタバレなしでレビューするのが難しかったので、千秋楽まで待ってしまいました!
といつつ、まずは全体の感想から。


舞台の出来からいうと、すごく良かった!
初日とは思えない完成度で、危なっかしいところもまるでなく、始まってすぐに物語の世界に引き込まれてしまいました。
カミカミなところもほとんどなかったんじゃないかな?
最初からこれで、あと1ヶ月でどうなっちゃうの?と別の心配をしたほどです(笑)


そして重要な戯曲自体ですが、これは観劇慣れ(ストレートもミュージカルも見る方)している人であれば、好きな方が多いんじゃないかな?
すごく王道かつ丁寧なホン(脚本)と演出と、それを構築する俳優たち。そして衣装・音楽。
すべてが調和して集約したようなラストシーンでした。


舞台が終わって最初に口から出た感想は、「久しぶりに良い舞台を見た♪」「満足した!」
頭の中に余韻が残ってふわふわするあの感じ。

ひょっとして「エリザベート」初演以来なんじゃないかというくらい、頭の中がどっぷり「さみマグ」に支配されてしまいました。
それくらい自分にとって好みの構成・演出な舞台だったなー!
ストーリーはそんなに好きなほうではないんですが、なんでしょうこの充実感。
やはりこの戯曲が持つ力と、それを支えたすべてのキャスト・スタッフの腕でしょうか。

それから3日くらいは熱にうかされたみたいに、「さみマグ」が頭の中をずっとぐるぐるしていました。


ストレートとミュージカル要素がうまい具合に融合しているので、演劇好きな方に是非見て頂きたい作品だなー。
(といっても公演は終わっているので、DVDでどうぞ(笑))