だれか、ふつうを教えてくれ!
- だれか、ふつうを教えてくれ! (よりみちパン!セ)/倉本 智明
「だれか、ふつうを教えてくれ!」読みました! - ¥1,260
- Amazon.co.jp
20代前半までを弱視者として過ごし、
その後ほぼ全盲になった方が書かれた本です。
学生時代などは健常者の人たちと過ごされているので
感覚が「ふつう」に感じました。卑屈でもないし、
一方的な主張や強制を言われているわけでもなく
とても読みやすかったです。
でも「ふつう」って面白いですね。
いま、何も障害がないって思っている人たちも
もし、背中に羽が生えている人間がいっぱい住んでいる世界があったら
今の自分は「ふつう」ではないって。
羽が生えている世界では一度羽ばたけば、上にいけるので
エレベーターも階段も存在しないだろうから、とても不自由だとありました。
駅についてもホームまでの階段は存在しないからその都度、
誰かに助けてもらうようになる。
ただこの本、若干、何を一番言いたいんだろう???って思いました。
例えば、障害がある人はこんなことに困っている!と決め付けるのではなく、
「助けは必要?」「何か手伝いましょうか?」って聞いて欲しいだったり、
重度障害者と軽度障害者では軽度なら重度ほど困っていないのではなく、
軽度なりの困り方がある。とか、視覚障害者の4人に1人は線路に落ちた経験があるとあります。
自分がどう障害者と接したらいいんだろう?
と思いながら読んだせいだと思いますが
(だって本のタイトルはあくまでも「だれか、ふつうを教えてくれ!」ですから・・・)
結局、どう接したらいいのかは、あくまでも本人に聞くってことだけでした。
ふつう、って結局、それぞれの「ふつう」ってことなのかなぁ~?
そうそうこの本、子供向けってあるとおり、難しい言葉や漢字は出てきませんが
とても考えさせられる本です。大人の人にも是非オススメです。
内容(「BOOK」データベースより)
ふつうっぽく見られたい。でも、なにがふつうか、わからない。目で見る。自分の足で歩く。それってあたりまえ、と言われる社会で、ぼくたちが気づかないでいることはなんだろう。いつか出会う誰かを思いうかべながら、「障害」をとおして、常識やルールのなりたちをゆっくり、とことん考えるための手引き。
内容(「MARC」データベースより)
両手が使えなければ口をお皿に近づけて食べる。行儀が悪い! と「ふつう」の人なら思うけど、その「ふつう」とは一体、誰にとっての「ふつう」なんだろう。「ふつう/障害」について真正面から考察する、子ども向けの障害学。