毎晩ごきげんよー
楽しみにしていたムツェンスク郡のマクベス夫人
を観に行きました
重~くて人間の悪質を見せつけられた感じ
スターリンでなく、わたしも上演禁止にするかも(誉めている)
すっごく面白かったから
そして主役もオーケストラもとてもよかった
あらすじはご存知でない方が多いですよね、初演1934年、ソビエト連邦 ショスタコーヴィチ
豪商の嫁カテリーナが不貞をはたらき、その愛人を目前で鞭打ちにした憎たらしい舅を・・・
だんなが不能?で欲求不満で愛人をつくるが、舅もいやらしいジジイで嫁にせまったりパワハラしたり。
不貞がわるいのだけど、なぜか嫁が可哀相な状況。
その愛人が性悪男で、前職場でも不倫で追い出され、ここでは女中を集団暴行したり、
好きになるオンナがおかしい。お金目当てに決まってるのにオンナは惹かれたんでしょう
で、愛人を鞭打ちして腹が減ったから夜食を作れと舅がほざくので、 カテリーナは
毒を盛って殺すんです・・・人生狂っていくわけですよ
だんなも殺し、ふたりは晴れてウェディング!なわけなく
だんなの死体が発覚され、結婚式に警察が踏み込んできてシベリア流刑送り
それから案の定、オトコは豪商でなくなったカテリーナを足げに別の女囚に夢中になり、
女囚からタダじゃダメだけど靴下をくれたら寝てもいいと言われます
そんなこと知らないカテリーナは彼が好きだから、即、その場で靴下脱いで渡します。シベリアで。
情事を終えた女囚が裸足のカテリーナの前で彼女のあったかい靴下を履いて歌って踊るんです
腹立つわー。(女囚いい味だしてたけど)
怒り心頭発しカテリーナは女囚を川に突き落とし自分も落ちていく。。 囚人たち絶望の合唱
オペラじゃないみたいでしょ
オーケストラの演奏がいい効果音でね、
なんというか感情とともに音楽が進行していったわけです
室内の舞台演出もよかったです
今日はワタクシにも倫理観があったことを確認できて良かったでーす
高潔にありますとも
靴下で寝るわけがない