春の恋を歌う萌子さんの歌声を聴きながらも、心ではステージの真ん中に立つ瞳美さんの姿がまだ消えずにいました。
今回のノイミーツアー、各ご当地メンバーがソロ曲を披露する演出があるのですが東京公演では昼公演で奈月心さんがSKEさんの曲を披露、夜公演では瞳美さんが乃木坂さんの曲を歌われました。
連番したブロガー仲間で乃木坂さんをよくご存知のジーコさんに後からお聞きしたら既にご卒業されている西野さんのソロ曲だとか、勉強不足で申し訳ないのですが初めてお聞きする楽曲でした、でも素敵な曲でしたね、いい曲でした。
それに瞳美さんの歌唱がほんと良くて、聞き惚れてしまいましたよ。
じっくりと歌い上げる瞳美さんの歌唱を聴くのは初めてで、思ってたよりもずっとその歌声が素敵で、想いが伝わってきて心を動かされました。
今回はカバー曲でしたが、いつかオリジナル曲でバラード系のソロ曲を指原さん瞳美さんに作ってくれたら嬉しいなって思いました。
ステージ上の瞳美さんをずっと見ていると魅了されていくにつれ集中して視界が狭くなり瞳美さんしか見えなくなっていったのです。
後ろの映像、周りの席のファン、その姿が見えなくなってしまいました。
よく瞳美さんがコンサートに来るときに持参してとお願いしている所謂すずき装備、ビブスやウチワやタオルといった定番グッズがある中ひときわ異彩を放つのが「すずきしか見えない眼球」、仮にこれを手に入れて取り付けたとして日常に影響があり過ぎるだろうと思っていました。
でも分かったのです。
眼球を入れ替えなくとも今付いている眼球を変化させるだけでいいんだと。
瞳美さんがソロ曲を歌っていてそれを見ている時、私の眼球は「すずきしか見えない眼球」となっていたのです。
さて、アンコール部分の感想の続きを。
1曲目の瞳美さんのセンター曲「想わせぶりっこ」の部分までを書きましたね前回。
2曲目は「デートの後、22時」。
そうかまだこの曲があったか、疾走感のある王道系楽曲のイントロを聴いてそう思うと同時にこうも思ったのです、いやこれ今一番聴きたい曲かも、と。
デートの後、その楽しかった余韻に浸り次の展開に希望を抱く。
その歌詞が素晴らしかったコンサート本編を終えて今アンコールを迎えている、これから続くツアーに期待を抱く、そんな状況に合っていてこのタイミングで聴くこの曲はもう最高でした。
しかしその最高も直ぐに更新されてしまいます。
もう何度このイントロを聴いたでしょう。
最初に会場で聴いたのはぴあアリーナMM、24girls 2020、メジャーデビュー発表の後でした。
「≠ME」
ここでエモーショナルも足してくるのか、この日のセットリストはエモーショナル系の曲はあまり入って無かったんですよね、自分賛歌も虹か掛かる瞬間も入っていませんでした。
この曲をエモーショナル系とするかは人によるのかもしれませんが、私は聴くと今まで観てきたコンサートを思い出して感傷的になってしまうんですよ。
好きだー、声に満たされる会場、一瞬の静寂から聴こえてくる菜々風さんの声。
毎回グッときてしまいます。
指差しもね、フリを真似して声を出せない時からあった応援方法も継続して楽しみますよ。
そう言えば夜公演の時、お隣が女性エリアだったんですけど女エリの方は振りコピ上手な方多いですね、見習わないとなあって思いましたよみんな上手くて。
ノイミー国家が終わるとひと息、カメコさんに集合写真を撮ってもらう時間。
そして最後の最後の一曲、みんな大好き「まほろばアスタリスク」。
この歌に説明は不要でしょう、最後のね、手を空に掲げるのを見てカッコイイなあってなってました。
「想わせぶりっこ」
「デートの後、22時」
「≠ME」
「まほろばアスタリスク」
これアンコールだけを切り取ってもいいセトリだなってなりませんか、多面的なエンターテインメント性はノイミーの魅力のひとつだと思うんですがこの4曲にはそれも入っているなと。
そして本編はこの4曲を使わずしてあんなに満足度や充実度を感じさせたのかと。
ノイミーも楽曲が増えて厚みが出てきましたね、このツアーのセットリストはアルバム曲を中心にして組まれていて、そのアルバムのコンセプトとも重ねて「青春感」の強い楽曲を多く取り入れています。
その分先程も上げたようにエモーショナル系やメッセージソング系、ダーク系なんかがセトリ落ちしました。
アンチコンフィチュールやチョコメラが入らないのはちょっとビックリです。でもだからといって物足りないかと言えば全然そんな事なかったんですよね、逆にP.I.Cやミラクル!みたいに古い曲をやってくれて周年で見れなかった曲も観れたりでお腹いっぱいになってました。
アンコールを終え会場を後にすると月島まで出てもんじゃ焼きを食べながらの反省会。
ビールを飲み焼き物を食べて笑顔で語る、その表情からは満足感が読み取れるのでした。
そしてそれはラストオーダーまで途切れる事なく。