ある日衝動がやってきた

 

いのち寿ぐアーティストMARU〇です。

今日、自分が絵を描きはじめた時のことを思い出してました。

 

 

というのも、今朝、facebookのお知らせで

7年前の今日、

ニキ・ド・サンファルの展覧会を

国立新美術館で観ていたことを知ったからです。


 

 

ニキのアーティストとして始まりは

神経衰弱のセラピーのために絵を描いたことなのだそうです。

 

ニキの初期の作品は、

挑発的な射撃絵画など、

男性原理への怒りを感じる

当時の女性の役割に対して

批判的なメッセージを表現したものでした。

 

その後、女性性を肯定する作品へ移行し

有名な「ナナ」シリーズが生まれます。

 

そして、晩年は、

ニキの中で女性性と男性性が統合され、

精神性の深みを感じる哲学的で霊的な作品を残しています。

 

ニキの女性としての

アーティストとしての

そのような変遷に

とても魅力を感じるんです。

 

7年前の展覧会でも、

ニキの作品から

これからの自分の生き方について

ものすごく力をもらったんです。

 

でも、その時は

自分が絵を描くなんて

思ってもいなかったんですよね。

 

 

実は、子どもの頃は、

絵を描くことがとても好きでした。

けれど、学校での美術の時間で

いろいろなコンプレックスが生じてしまい、

自分には、芸術的な才能も

美的なセンスも

無いのだと思ってしまいました。

気づくと

絵を描くことはなくなりました。

観るだけの人になりました。

 

 

でも、突然に衝動がわいちゃったのです。

 

あれは6年前、

前の年に、子宮筋腫で子宮の全摘手術をうけて、

仕事も辞め、

術後の体調もあまり良くなくて

今後の自分の行く先が全くの白紙になってしまい

あらためて自分の生き方を

暗中模索していた頃でした。

 

2016年3月1日だったんですけどね。

 

その日、

ぼーっとテレビを観ていた時、

突然に

本当に突然に

自分の内側から

衝動がムクムクと湧き上がってきたんです。

 

描きたい!!

 

その衝動が止められなくて、

手近にあったコピー用紙と12色のペンで

 うわぁっと線を描き

そしたら

どんどんどんどん描きたくなって

紙いっぱいに

細胞が増殖するみたいに

線を描き続けて

 



 

こんな絵が出来上がりました。

 

どこが上で、どこが下なのかも

自分でもわからない絵

 

でも、すっごく満たされたんです。

 

その日から、毎日毎日

描いていました。

 

絵を描くことが

  すっごく楽しくてしかたなかった。

 

自分の内から湧いてきたただの衝動を

行動化できることが

嬉しかったんですよね。

 

 

あれから6年。

 

他者からの評価が気になりだして

自分を否定したりして

描くことをやめてしまった時もありました。

 

けれど、やっぱり描きたい。

 

衝動のままに

直感のままに

 

これからも描いていきたい

 

宝石白

 

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございます。

クローバー