ソフトバンクG株、24年ぶり最高値　AI事業参入に評価

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ソフトバンクグループ（SBG）の株価が、24年ぶりに最高値を更新しました。

7月4日、SBG株は前日比5%高の1万1190円で取引を終えました。これは2000年2月以来の快挙です。

では、なぜこんなに株価が上がったのでしょうか？

1.AI革命の波に乗る SBGは、人工知能（AI）分野に注力する新たな事業戦略を打ち出しています。その中心となるのが、英半導体設計会社アームです。アームの株式約9割をSBGが保有している。

2.アームの躍進アームの時価総額は、昨年9月の上場時から約3倍に膨れ上がり、28兆円に達しました。データセンターやAI向けの半導体需要が急増している

3.孫正義氏のAIビジョン SBGの孫正義会長兼社長は、「10年後には人間の1万倍賢いAIが登場する」と予測。AI関連事業への集中投資を進めています。

4.財務体質の改善 SBGの時価純資産（NAV）は約34兆円と、過去最高水準。アームがその55%を占めています。

5.ビジョン・ファンドの復調世界的な株高を受け、ビジョン・ファンド事業の業績も底を打ちました。

AIチップ開発や医療データAI解析など、新規事業にも次々と参入するSBG。世界のテック巨人たちとの競争を勝ち抜き、さらなる成長を遂げられるか。