通院の間に、知り合いの針治療にも通った。

背中の左側の痛みが気になっていたから。

「2,3回通ってみると良くなると思うよ」と話してくれていたが、

原因は別にあったのだ。

通院三回目、母と一緒に行った。三回とも違う先生だ。

今回は専門の先生だった。乳がん専門の。

最初と二回目は総合的な外科の先生だったのだ。

後から知ったことだが。

三回目にしてとうとう、乳がん専門の先生に辿り着いてしまった。

そういうことだった。


結果は、

「細胞診で3箇所から採ったうちのひとつに悪い細胞があります。

これは、ガンです。治療方法は手術することになります。」

ということだった。
母は、話の途中で診察室を出てしまった。

最後まで聞いていられなかったらしい。

私は、がんばった。冷静に、冷静に。

何故かそういう結果であることをかなり覚悟していた。
とても優しい先生だった。「お母さん大丈夫かな?」と、

どういうわけか私より母を心配していた。

それくらい、母は動揺したのだ。


針治療の先生にも報告に行った。

結果を聞いて、驚いてはいたが、やはり予想していたようだ。

そして、背中の痛みは手術をすればなくなると言った。

しこりがあるために、息をするとき神経に障り

圧迫されるように感じるのだという。

肋間神経痛と似たような痛みだとも言われた。なるほど、納得だ。

病院のベッドが空き次第、入院することになった。

意外とのん気だ。それだけ緊急ではないという意味にもとれる。

深刻に考えなくてもいいのかもしれない。